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作品には、主人公の林芙美子と同じ時代を生きた、有名作家たちも多数登場。「要領のいい」作家、「意地の悪い」作家、「独自の愛を生きる」作家など、芙美子から見た文豪たちの性格・性質が描かれていて、現代に生きる私たちにも彼らのキャラクターを生々しく伝えてくれる楽しい作品でした。そんな個性豊かな登場人物たちの中で、特に印象深かったのが、芙美子になつき、度々家を訪れるブルガリア人のクオーター・絵馬ちゃん。利発さ、美しさ、勘の良さをあわせもった彼女の口からは、時折謎めいた言葉が飛び出し、それこそ彼女の中に「ナニカアル」のかも・・・と深読みしたくなってしまう人物でした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年3月20日
呉承恩『西遊記』
2011年3月6日
菊池寛
『恩讐の彼方に』

2011年2月27日
茨木のり子
『おんなのことば』

2011年2月20日
H.A.レイ
『ひとまねこざる』

アーカイブ
ブンガワンソロ/グサン
芙美子が従軍記者としてでかけたインドネシアのジャワ島。ここを日本軍が占領していた当時、日本兵が現地で聞き覚えて帰還後、日本に広まりヒットした歌です。曲を作ったグサンさんの歌で。
BABY I'M A FOOL/メロディー・ガルドー
♪貴方にとっては遊びの恋だと私にわかるはずなかったでしょう♪という恋の終わりの曲。夏の日、謙太郎の家をたずねてしまう愚かな芙美子に。

How Does it Feel To Be Back/ホール・アンド・オーツ
♪どうぞ帰ってきて、君の場所は空けてあるよ。帰ってどんな気持ちだい?♪芙美子の夫、緑敏は、芙美子の有能な秘書でもありました。

 
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