ランニング姿の男が走っている様子を見て、この題名を思いつき、そこからストーリーを創っていたというシリトー。そんなことって小川さん、あるんですか?と尋ねたところ『私は題名から、というのはまだ経験ないのですが、言葉に取り付かれて物語を紡いでいくというのはありますね』。執筆というのは、構成や結末を考えてからとりかかるもの、そう思っていましたが、創作の芽は色々なところから生えてくるものなのですねぇ。『でも現実には、編集者に原稿をせっつかれて、とりあえず目次用に題名だけ焦って出す、というパターンもあります(笑)』と小川さん。創作の芽は本当に色々・・・。
(アシスタント:藤丸由華) |