小学校の図書館で、いつでも貸し出し中だった大人気作品。そんなこともあって、今回初めてページを開くこととなりましたが、登場人物の名前にこめられたユーモアといい、出てくる歌の歌詞のノリの良さといい、翻訳者の柳瀬尚紀さんの素晴らしさに感激!そういう面では、大人だからこそ味わえる楽しさも持ち合わせた児童文学です。ところで、主人公のチャーリーは、工場見学する子供たちの中で一番大人しく、何もしなかったがゆえに最後勝利を手にするのですが、『この「良い子=従順で静か」というのは、イギリス人らしい価値観ですね』と小川さんはご指摘。なるほど!
(アシスタント:藤丸由華) |