1曲目「CHINA」。スクール・オブ・ロック!でもお馴染みのアンセムのイントロが鳴った。
いや、鳴ったんじゃない。 "斬ったんだ!"。
あの空を刺すようなイントロのギターリフが、「THE SALOVERS」の文字のカタチを成した緊張の糸を、極限状態まで張った糸を、鋭い音の刃で斬ったんだ。
それはまるで、高速で跳ね回る爆竹のように、ヒュンヒュンと音を立てて狭いライヴ会場を暴れ始めた!目に入ると危ない!思わず目を細めたくなる程の勢いで跳ね回る4本の糸。
もはや、ステージ上に、「The SALOVERS」の文字は無い。
そこには、もう守る物など何もない4人の覚悟と、通称 "ロック" と呼ばれる「音」があるのみ。 |