2曲目を終えて、小出先生のMC。
「僕らBase Ball Bearは、17歳のとき、学校の文化祭でやるLIVEのために集まったのが、結成のきっかけなんですよ。当時の僕らは、クラスでも、例えば、遠足とかのバスで言うと、一番後ろのロングシートではなく、前から2番目くらいにあぶれて座ってしまうような、そんなポジションの人たちだったわけです」
会場から、大きな笑い声。
うん、このたとえ、本当に分かりやすいよね (笑)。
「そんな僕たちが急に学園祭でLIVEをやったところで、お客さんは誰も喜ばない訳ですよ。
だけど、そうやってしらけた目で見られたLIVEから始まって、あれから10年。
よその文化祭に呼んでもらって、こんなに盛り上がってもらえるようになるなんて……本当にありがとうございます。」
大きな拍手。歓声。
「今、みんながどんな夢を持っているのか分からないですけど、もし、ちゃんとそれに向かって日々を重ねていけば、今日の僕たちみたいに、いつか形になるのもあるよっていうことを、僕らが証明したいと思います!」
「それじゃあ… 次の曲!」
"short hair"
釧路高専のみんなは、何年か経ったあと、思い出したりするのだろうか。
今日のことを。
あるいは、この校舎で過ごした5年間のことを。
思い出すだけで、笑いがこみ上げてくるような時間だったとしても。
あるいは、決して思い出したくないような日々だったとしても。
あの日、キミは、この学校にいた。
LIVEは続く。
"ぼくらのfrai awei"
さらに、
"CRAZY FOR YOUの季節"
18時をまわり、今、外の気温は2度。
なのに、体育館の中は、汗が飛び散っている。
この学校の生徒にとって、今この瞬間の季節は、秋でも冬でもない。
間違いなく春だ。それも、まっ "青" な。
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