生徒のみんなは、それぞれの場所で、手をあげている。

そう。小出先生のバスの座席の話と同じように、
体育館の中にも、いろんな "居場所 "がある。

前のほうと、後ろのほう。
ステージの真ん前。出口のすぐそば。

誰かと一緒にいる人と、1人でいる人。
立っている人。座っている人。

釧路高専のみんなは、どの場所にいる生徒も、それぞれのやり方で、LIVEを楽しんでいるように見えた。

これが何より、嬉しかった。

そうなんだ。キミがあの日、どこにいたかなんて、全然重要じゃない。
大切なのは、今のその場所を、どれだけ楽しめるかってこと。

脇役なんかいない。全員が主人公。
それがお祭り。


ラストの曲は、祭りのあと"

大きな拍手と歓声の中、いつしか音は鳴り止み、
体育館には誰もいなくなった。

今年のお祭りが、終わった。


だけど。

今回、"B組" 出身のべボベ先生が、文化祭のステージで光を浴びたように。

"お祭りのあとの祭り"。

つまり、キミが出逢う、次の祭りでは、
何が起こっているか分からない。

その時、キミの "居場所" は、一体どこなんだろう?



"学園祭でBase Ball Bearと対バンライオット!"

釧路高専のキミ、そして、これを読んでくれているキミがこれから参加する、
次の祭りが、素敵なものでありますように。

写真



< back 09/11 next >



(c) Copyright 2012, TOKYO FM Broadcasting Co., Ltd. All rights reserved.