BGMに乗って、一言も発さないままステージに現れた4人のアーティストは、それぞれの位置につく。
表情は、ほんの数十分前と、全く違っている。
そして、BGMの音にかぶさるように聴こえて来たのは、ドラムの音。
(タタタタタタタタ………!)
強く、細かく刻まれたビートのボリュームは徐々に大きくなってゆき、照明も、この音に呼応するように、コンマ0秒間隔の点滅を繰り返す!
"期待" と "興奮" という風船が、一気に膨れ上がる!
そして!
「釧路ーーーーーーーーーーーーーーーーー!」 |
小出先生のシャウトをきっかけに、1曲目がスタート!
"changes"
風船は一気に破裂!
中から飛び出したBase Ball Bearという "音楽" は、体育館内を、強く、鋭く暴れ回る! 会場の生徒たちの光をかき集めながら!
オーディエンスが飛ぶ! 跳ねる! 拳を上げる!
それぞれの場所で! あるいは心の中で!
感情が踊る! 体育館が揺れ動く! |
1曲目が終わっても、音は鳴り止まない!
「1! 2! 3! 4!」
堀之内先生のカウント!
からの、"LOVE MATHEMATICS"
恋の数学!
今日のオーディエンスは、高専生だけあって、理系科目はお手のもの!
LIVEの公式はただ一つ!
そのカラダを、ココロにゆだねるだけ!
(…オイ! …オイ! …オイ! …オイ!) |
男子の低音! 女子の歓声!
87%+13%=120%のテンション!
これが "釧路高専" の方程式! |
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