そして、小出先生の呼び込みで、ついにステージに登場ー

CROMARTY!

1万組以上の10代の中から、たった9組の閃光ファイナリストに選ばれた若きアーティストは、既に、LIVE前のミュージシャンの顔に。

べボベ先生とのトークも、どこかうわの空。
ただ、さっきまでとは明らかに違うパワーが、4人にみなぎっている。


「じゃあ、そろそろいきましょうか。準備はいいですかー?」

イエエエエエエエエエエエエエエイ!

「それでは、CROMARTY! よろしくお願いします!」

会場を丁寧に暖めたあと、べボベ先生は、ステージからいなくなった。



一瞬の静寂。そして。

「どうも、滋賀県から来たCROMARTYです!
最後の最後まで盛り上げて行くからよ… ついて来い!」

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音が鳴った!

等間隔で鳴るドラムのビートに合わせて、会場からは自然に手拍子。

ドン、ドン、ドン、ドン……!
そして、タフな音は他の3つの楽器と合流!

瞬間、巻き起こるとんでもない歓声!
開いた! 間違いなく、今、今日のLIVEの幕が開いた!


つーか。CROMARTYって、こんな人気なの!?

そんな失礼なことを考えてしまうくらい、オーディエンスの盛り上がり方がハンパじゃない!

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87%の男子が突き上げる拳!
13%の女子があげる歓声!

そのやり方は、明らかにロックスターを迎えるマナー!
間髪入れず、CROMARTYは2曲目に!

うなるギター!
この曲は…… "2073"

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野球で言えばホームラン!
誰もが、快音を聴いた瞬間に手を挙げてしまう!

デジャビュ! (この光景、観たことある!)

それはもちろん、今年の日比谷!

9月の野音を完全なる暴動に巻き込んだ名曲が、今、釧路高専の体育館で鳴っている!

ステージから生まれた光は、会場のオーディエンスから発せられた光を元気玉のように吸収し、再度ステージに戻った閃光は、会場全体を照らし上げる!

これは間違いなく、"閃光ライオット" そのもの!

そう! これをやりに来たんだ!
これを観に来たんだ!

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2曲目を終えて、ボーカル・片桐くんのMC。

北海道には、初めて来たこと。
びっくりするくらい寒かったこと (笑)。

こんなに楽しくLIVEができるとは思っていなかったこと。
ずっと今日の日が、楽しみで、そして、不安で仕方なかったこと。



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