30本日の一問一答 2020.12.22
小論文を書く時、何に重点を置くのが一番読みやすいと思いますか?
ふくらPさん「こんばんは!QuizKnockのふくらです。」
高橋さん「高橋太郎です。」
ふくらPさん「という事で、高橋博士に来て頂きました。博士課程を修了されて、博士って事ですよね?」
高橋さん「そういう事だね。」
ふくらPさん「そういう事っていうか、ほんとの博士なんですよね(笑)博士ってことは、普段は研究して、論文書いて…みたいな事ですか?」
高橋さん「そうだね。今は、前にノーベル賞を取った『クリスパー・キャス9(ナイン)』ていうのを応用して、植物の遺伝子組み換えを効率良くする研究を…」
ふくらPさん「なるほど!難しい(笑)そういう事を普段研究してると。」
高橋さん「そうそう。そういうのをやって、実験をして、論文を書くっていうのが毎日の仕事かな。」
ふくらPさん「次の論文はいつ出るんですか?」
高橋さん「出るのはねぇ…今ずっと書いてて、ほぼ完成形なんだけど、世に出るってなると半年後とか1年後。科学的な正しさを確かめる作業にすごい時間がかかるんだよね。もうすぐ書き上がる…もう書き上げなきゃならない時期に入ってはいます。」
ふくらPさん「じゃあもうすぐ完成と?なるほど。そんな太郎さんにピッタリの質問が来ているので答えていきたいと思います!」
ふくらPさん「実際ケースバイケースっていうのはリアルな話だと思うんだけど、難しいですね。」
高橋さん「でも確かにその場で考えなくちゃいけない事はあるんだけど、その他に決まったフォーマットってものは絶対持っておきたい部分があると思うんだよね、論文書く上で。」 ふくらPさん「論文も小論文も大体同じかなとは思うんですけど。」
高橋さん「小論文で言うと、採点者は大学の先生だから、先生方が慣れてる形式が違和感無く読んでもらえるはずだと思うんだよね。その形式から外れちゃうと、あまり読んでもらえなくなっちゃう様な気がする。決まった型・フォーマットの柱になるのは、自分の立場を明らかにして、論理的に一貫した記述をする事だと僕は思います。この柱をどういう流れで支えていくかっていう所まで、毎回同じものとして自分の中で持ってていい。というのは、簡単な要約を最初にやって、前提知識を読み手と書き手の間で共有する事。小論文で扱う問題とゴールを設定する事。何をもって、これを解決と言っていいのかをハッキリさせる。その後に根拠を示しながら、解決に向けて自分ならこうするよっていうのを書いてく。最後にまた結論を言う。こういう流れは絶対必要だと思うんだよね。」
ふくらPさん「最初に要約でその後に前提知識の確認、3番目が何をもって解決するか。4番目が根拠を提示して、5番目に結論。」
高橋さん「そうだね。この流れを意識すれば、論理的で一貫した記述っていうのはすごく書きやすくなると思います。」
ふくらPさん「あと内容に関してはどうですかね?」
高橋さん「こっちがその場で考えなくちゃならない事だと思うんだけど、当日何が出るかテーマって勿論わからない訳だよね。良い内容の論文書くには、日頃から色んな事にアンテナを張ってないとこれは厳しい、正直な所。例えばニュースを見たら、自分なりの意見を考える練習を毎日しとくとかね。残念ながら知らない事って書けないんだよ、仕方ないけどね。」
ふくらPさん「そうですね。流れに関しては、型の通りに書ける練習をしていく。内容に関しては、普段からアンテナを張っておきましょう。どちらにせよなるべく事前に準備をしておけば良いって事ですね。という事で、本日の結論!」
ふくらPさん「事前にたくさん準備して、その場で考えなきゃいけない事を減らしていこう!」
高橋さん「天才LOCKS! では、受験を乗り越える鍵となる曲と共に、受験の悩みを募集しています。」
ふくらPさん「今夜の授業は以上。ラジオネーム『さわむら』さんの受験応援鍵曲を聴きながらお別れです。天才LOCKS! 今夜の担当はQuizKnockのふくらと!」
高橋さん「高橋太郎でした!」
ふくらPさん「ありがとうございました。またねー。」