ビールな一品

比内地鶏 写真

放送日時:2013年5月4日[土]
比内地鶏
< 秋田県 >

エフエム秋田
工藤 敦

おすすめポイント

今回紹介する秋田の味覚は比内地鶏です。

比内地鶏は、薩摩地鶏、名古屋コーチンと並ぶ日本三大美味鶏の一つです。
原種の比内鶏は昔から秋田県北部を中心に飼育されていて、
肉の味が優れ、脂肪が比較的少なくヤマドリに似て淡白で美味なことから、
江戸時代は年貢として納めていたほどです。
純粋な日本地鶏で学術的価値も高いことから、昭和17年国の天然記念物に指定されました。
このため、比内鶏を厳選して飼育した秋田比内鶏の雄とロード種の雌を交配して、
食肉用に生産されているのが比内地鶏です。

比内地鶏は、平飼いまたは放し飼いされていて、配合飼料に加えて野菜や野草、
虫なども食べて、こまめに世話をしながら長期間じっくりのびのび飼育されます。
さらに、水と環境、つまり秋田県の自然と風土が成育に適していることも
美味しさのひみつかもしれません。

その比内地鶏は余分な脂肪が無く、適度な歯ごたえと風味があって、
かみしめるほどにコクと香りが楽しめます。
秋田の味覚を代表する「キリタンポ鍋」に欠かせない食材ですが、
今は季節はずれなので、今回はご家庭でも簡単にできる食べ方を紹介しましょう。
塩・コショウしてフライパンで両面を焼きます。これだけ。
我が家では柚子こしょうを少しだけつけて食べます。

噛むほどにしつこくない上品な脂の甘みがお口の中に広がりますよ。
ビールのおつまみにいかがですか。
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