今日から6月
日本列島は もうすぐ梅雨の季節

関東甲信越の過去3年を見ると 梅雨入りと見られた日にちは
6月5日/6月3日/6月5日 梅雨はもうすぐそこということでしょう

雨の日は交通事故が起こりやすいもの
特にスピードを上げて走っている高速道路は危険です

雨の日は晴れの日より 
どのくらい交通事故の起こる割合が高くなると思いますか?

首都高速道路の調査で
それぞれ1時間あたりの事故件数を算出したところ
雨が降っている時は晴れている時の「5倍」という数字が出ています
雨の日は気をつけなければいけないということがわかるでしょう

今回、お話を伺ったのはJAF東京支部 
事業課交通環境係 金子力生さんでした

雨の高速道路に気をつけなければいけない理由の1つは視界が悪くなるから
時速約40kmの時 人間の視野は約100度
それが時速約130kmになると 人間の視野は約30度に
雨が降っていれば視界がさらに悪くなるので
事故が起こりやすい条件となってしまうのです

雨の日の高速道路が危険な理由の2つめは道路が滑るから
もっとも多い事故はスリップ事故です
高速道路を走行中のスリップにはさまざまな要因が重なります。
路面の水の量 / 出していた速度 / ブレーキを踏んだ加減 / タイヤの状態

JAFのユーザーテストで 新品タイヤと二分山のタイヤで 
時速100kmで走っていた時にどれだけ停止距離が変わるか比較しました

新品タイヤでは47.6mで停車
それが二分山になったタイヤになると70.5mで停車
約1.7倍も停止距離が伸びるというデータが出ました
タイヤの溝の磨耗でそれほどまでにスリップするものなのです

降水確率が高く 高速道路を運転する時は
特に事前の自動車点検をきちんとやりましょう
タイヤの溝がしっかり残っているか 空気圧は大丈夫か
フロントガラスやドアガラスが油膜で汚れていないか。
ガラスの曇りを防ぐエアコンが効くかどうか確認して下さい

また 雨の日は、急がつく動作を控えて頂きたいと思います。
急ハンドル 急ブレーキ 急発進 スリップ事故の原因にもつながります

状況に応じた運転
スピ—ドを控える 車間距離を多く取る
視線を少し先に向けて自分の車の先の動きと状況を把握する
以上のことで 状況に応じた運転がしやすくなるはずです

これからの雨の季節 高速道路だけでなく
安全運転をいつも以上に心がけましょう


今年3月にNTT西日本が大阪府警察の協力を得て
これまでにない交通安全教育ツールを開発したと発表しました

今回 追跡したのは「VR自転車交通安全教室」
コメントは NTT西日本 ビジネスデザイン部 恩田壮人さん
企画と開発を統括した方です





NTT西日本が交通安全の自転車に関連する教材を開発した理由
それはNTT西日本がICT(Information Communication Technology)を用いて
社会の課題を解決することの手伝いをしたいと考えているから

本社のある大阪は交通事故が全国的には現象傾向にある中
自転車に関連する交通事故の割合が全国平均を上回っています
特に若年層による事故数が多いということがあり自転車の交通安全に着目したのです





「VR自転車交通安全教室」は3つの自転車事故発生状況をVRで疑似体験し
その危険性を自身の体験のように感じることによって交通安全の理解促進につなげるもの

スマートフォンで専用のアプリを起動
ヘッドマウントディスプレイを装着します

すると自転車と自動車の交通事故を
自転車の視点 自動車の運転者の視点 上からみたアングルで体験できます

恩田さんご自身に初めて体験した感想を伺ってみました。

「事故はこんなに突然起こるんだと思いました」

「車の視点では予想以上に自転車は死角に入って事故になってしまうのだなと」

「自転車で通勤をしている事もあり
 同じようなシチュエーションが日常的にあるので
 その時にきっちりと確認しよう
 自転車を走るのは右側でなく必ず左側を走ろうという気づきになりました」


とのこと
バーチャルとはいえ 3DCGで再現された街並みの中で体験する
臨場感ある交通事故は いろんなことに気づきを与えてくれるのでしょう





「VR自転車交通安全教室」は
NTT西日本が開催するイベントや参加するイベントに出ます

また 今後は他に運営者がいる交通安全イベントにも
「引き合いがあれば、参加していきたい」と恩田さんはおっしゃっていました


熊本県を車で走ったことはありますか?
熊本県内ではもちろん 九州や全国でも知られるようになった
熊本県警察本部の交通安全メッセージを今回は追跡しました

例えばどんなものがあるかというと
最近では 平野ノラさん








それから ブルゾンちえみさん







お話を伺ったのは 
3代目の交通安全メッセージ考案担当 交通企画課 中田和男 さんでした

こうした交通安全メッセージ発信がスタートしたのは平成25年
ありきたりなモノより ユニークなモノやインパクトのある内容のほうが
ドライバーの心に残って交通安全に対する意識の高揚を計れるのでは? という理由から

実際 熊本の方たちの間やインターネット上ではかなり話題に
過去のメッセージにはどんなものがあるのかというと


【反射材の活用、上向き点灯について】

命を守る 君の名は 反射材!
ピコッとな 早め点灯 事故防止
反射材って ワイルド だろぉ〜
やっちゃえ 夕暮れ時の 早め点灯!
安心してください! つけてますよ



【飲酒運転の根絶】

飲酒運転 ダメよ〜 ダメダメ
飲酒運転 ダメだっちゅ〜の



【その他】

アモーレのために 安全運転
運転中眠気 いつ休む? 今でしょ!
交通法規パーフェクトヒューマン
壁ドンより ときめく 安全運転


などなど
今のメッセージテーマを考えているのは中田さんだけではなく
家族4人で考えていますという話がありましたが
番組へはTwitterやメールでたくさん反応がありました

ー なんだかほっこりしました ご家族で考えているんですね ー

ー 娘さんも考えているなんてすごい! ー

「子供たちも交通安全に関する標語を考える事で
交通事故には気を付けようと思ってくれているみたいですね」と中田さん

家庭で交通安全の話をすることが
子供の身を守ることに繋がることをお忘れなく!

ドライバーを楽しませて 交通安全をココロに落とし込む
熊本県警察本部の安全メッセージ ナイスです!

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