最近、聞く機会が多い『ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故』。
これを防止するためのグッズが昨年末に発売されました。
そして、大注目され、売れています。
今朝はその「急発進防止装置 ペダルの見張り番」を追跡しました。
ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は 平成25年でおよそ6,500件。
この事故の特徴は以下のことが挙げられます。
▷「駐車場」や「サービスエリア」で多い
▷ 状況は「発進する時」や「バックする時」
▷ 運転者は75歳以上の高齢者に多い
▷ パニックになりアクセルを何度も踏む
狭い場所で誤った急発進は、
人がいれば重大な事故に繋がりかねません。
この事故を防ぐために開発、発売されたのが『急発進防止装置 ペダルの見張り番』。
カー用品店「オートバックス」が企画し、ミラリードというメーカーが製造。
全国のオートバックスのみで販売されています。
販売している商品の大きさはティシュペーパー箱より小ぶりなもの。
中身はタバコのパッケージ大。
それを車内の見えないところ、アクセルの後ろ側に接続します。
これはオートバックスで購入したその日のうちにやってもらえます。
金額は取り付けも含めて税込43,198円。
車が止まっている、もしくは10km 以下で走行していて、
ブレーキを踏まずに同じ力でアクセルを踏んでしまった時、ふつうは加速します。
でも、この『ペダルの見張り番』を装着しておけば急加速しません。
車はクリープ(アクセルを踏まずに10kmで動く徐行状態)が続きます。
その時に踏み間違えていることを知らせる電子音が鳴るので、
気づいた運転手はあらためて冷静にブレーキを踏むことができます。
実際に体験したみたところ、これは凄い!
思いきりブレーキを踏んでもまったく加速はしません。
踏み間違い事故では間違ってアクセルを踏んだことでパニックになり
アクセルに乗せた足を何度も踏み込んでしまうことが多いのです。
車が急発進していないので、さほど慌てることもないでしょう。
万が一、対物・対人事故になったとしても徐行状態ですから損傷や怪我を軽減できます。
『急発進防止装置 ペダルの見張り番』の適合車は100種以上。
電子制御の車種であればOK。
とても売れているため、現在は品切れ状態。
3月末から4月上旬に予約済みの取り付けを終えて、
その後に店頭に並ぶ予定だということです。
誰もがあり得る「アクセルとブレーキの踏み間違い」
‘万が一’のため、こうした装置をつけておくことが事故防止に繋がります。
特に高齢者のドライバーにはこうした装置が必要かもしれません。