『Hellosmile Lounge』今夜は改めて、“健康”について、
そして“生きる”ということについて考えていきます。
お相手はモデルの菅野結以さん、そして「Hellosmile」の小巻亜矢さんです。
(菅野さん)
最近、驚くニュースがありましたよね。北斗晶さんの乳がん手術と、川島なお美さんの訃報と。
改めて健康に関して考えさせられました。
(小巻さん)
そうですね。皆いろんなことを考えたんじゃないかなと思います。
“がん”というものが、すごく身近に感じられた人もたくさんいたと思いますし、
「検診に行かないと」と思った人はすごく多かったと思います。
あとは、生き方とか、死に方とか、生き様みたいなものを、
考えさせられた人も多かったと思いますね。
20代の結以ちゃんは、どんなことを感じましたか?
(菅野さん)
特に衝撃的だったのが、北斗晶さんは、毎年、乳がん検診と婦人科検診を
欠かさなかったわけじゃないですか。
それでもやっぱり、(がんに)なってしまったところに驚いたんです。
(小巻さん)
毎年、(検診に)行っていたにも関わらず、そんなに深刻な状況なのかっていうことは、
多くの方が驚いたかもしれないですよね。
毎年検診に行っていたからこそ、自分に異変が起こったこと、
ちょっとした体調の変化とか、ちょっとうつ伏せになった時に「あれっ?」っていうようなことを、
敏感に感じられたんじゃないかなと思うんですよね。
とても健康に対する意識の強い方だと思うので、それがあるからこそ、
毎年検診にも行ってられたでしょうし、検診に行っているのに「おかしいな」ってことから、
詳しいことは存じ上げないのであまり言及できませんが、
このタイミングで手術をされたってことは、
神様は北斗さんにちゃんとしたインフォメーションをお与えになったのではと思うんです。
私自身の経験をお話しすると、私の場合は、2007年に乳がんが見つかったんですが、
その時は全く“しこり”がなかったんです。
なので、気を付けてもらいたいのが、よく北斗さんの報道の中で、
「乳がんは、唯一、自分で診断のできる癌だとも言われてますよね」ということを
多くの方がおっしゃるんですけど、
そうじゃない場合もある ということを、ぜひ皆さんにも知ってほしいんです。
(菅野さん)
“しこり”が感じられない場合もある?
(小巻さん)
『感じられない』ではなく、『なかった』んです。
というのは、マンモグラフィーとか、超音波の検査をした時に、
パラパラパラと白い粉を散らしたような状況だったんです。
でもその一つを調べたら、がん細胞だったということで、
そういう“がん”もあるので、やっぱり検診に行ってほしいんですよね。
(菅野さん)
一言に“がん”と言っても、いろんな形があるんですね。
(小巻さん)
もちろん、「じゃあ、自己診断は必要ないのか?」と言ったら、
そんなことはなくて、自分で気を付けることも本当に大切です。
自分で自分の健康チ ェックを、できる限りするというのは、
本当に大切なことなんですけども、やっぱり専門家に診てもらうという習慣を
本当に、本当に大事にしてほしいんです。
(菅野さん)
この、北斗さんの件で、「私も(検診に)行こう」って思った方も多かったんじゃないですか?
(小巻さん)
ニュースによると、ある病院では、乳がん検診が5倍になったということも言われていましたけど、すごくわかる気がします。
特に北斗さんのお人柄もあって、すごく身近な、おばちゃんって言ったら失礼ですけど、
“近所の面倒見のいいおばちゃん”みたいな、そんな温かい北斗さんだから、
皆が身近なこととして感じたんじゃないかなと思います。
でも、本当にこれをきっかけに、検診に行くと いうことを、
皆さん絶対に、予定に入れてほしいと思います。
(菅野さん)
私も、今月行こうと決めています!
(小巻さん)
絶対に、お願いします!
子宮頸がん、乳がん、にかかる女性が本当に増えているので、
絶対に一過性のニュースとして過ごさないでほしいなと思います。
(菅野さん)
そうですね。ブームに終わらせるんじゃなくて、断続的に続けることが大事ですよね。
M:I Love Your Smile / Shanice
(小巻さん)
“がん”と言われた時には、自分があと何年生きるんだろう、いつまでこの命があるんだろう、
っていうのを多くの方が絶対に考えることなんですね。
でも、明日生きているかっていうことでいうと、
確率はどなたも同じなんじゃないかって思うんですよね。何があるか分からない世の中なので。
なので、ここからは、“生きる”ってことを前向きに考えてみようと思うんです。
北斗さんにしても、川島なお美さんにしても、ご自身が大切にしているものを、
浮き上がらせてくれた出来事だったなと思うんです。
命を賭して、というんでしょうか。そんなものを通して、自分だったら、あなただったら、
「何をメッセージとして残したいですか?」という問いを皆さんにしてみたいなと思ったんですね。
結以ちゃん、どうでしょう?
(菅野さん)
私、座右の銘が『memento mori(メメント・モリ)』って言って、
“死を思え”って言葉をいつも胸に置いているんですけど。
本当に、明日生きている保障なんてないっていうのを、すごく思うし、
実際に、事故とか地震だったりとか、そういうことがいつ起こるかも分からないから、
後悔をしないように毎日を燃やして生きようっていうのが、いつも自分のテーマなので、
感謝したい人には「ありがとう」って伝えたり、会いたい人には、
また今度でいいかと言わずに会いに行ったりとか、
ちゃんと気持ちを伝えて行動するっていうのを、いつも大事にしてますね。
(小巻さん)
すごく素敵なことですね。
縁起でもないと怒られてしまうかもしれないですけど、
いろいろなところでセミナ ーをする時に、
『自分の死亡記事を書いてみる』というワークがあるんですよ。
享年○○歳で、(実績として)○○をした、ということを書くワークなんです。
これを書くことによって、自分が『何をした人』と言われたいか、
自分の生きる意味みたいなものが、ちょっとはっきり分かってくるんですよね。
明日死ぬかもしれないっていう気持ちで、伝えたいことを伝えるっていうのは、
結以ちゃんの信条なんですよね。
(菅野さん)
大切な人を大切にするってことですね。
(小巻さん)
人によっては、仕事の方もいると思いますし、家族の方もいると思うので、
それぞれ一人一人の価値観が反映されることだと思うんですけど、
今を生きる『Carpe diem(カルペ・ディエム)』って言葉もあるんですね。
“今日摘める花は今日摘む”。
そんなことをこの秋は考えさせられましたよね。
(菅野さん)
後回しにしないって大切ですよね。
(小巻さん)
いつ何があるか分からないので、ありがとうって言いたい時に「ありがとう」を言うとか、
もしもってことがあった時に後悔しないため、何をしたいですか?
ということを、一人一人、突き詰めるってわけじゃなく、ゆったり考えながら、
自分の命とか、周りの人を大切にする時間を持ってもらえたらと思います。
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