HellosmileCafe 今週のお客様は、Hellosmileを後援する厚生労働省から厚生労働事務次官・村木厚子さんです。
プライベートでは、2女のお母さんでもある村木さん、働く女性の心構え、仕事が大変な時に支えてくれたもの、また、村木さんの元気のもと「ビタミンソング」も伺います。
○厚生労働省事務次官という重責を担っていらっしゃいますが、村木さんにとってお仕事とはどんなものでしょうか?
「苦楽しい」ものですね。
大変なことはありますが、一方で、たくさんの方と出会って、知り合いがどんどん増えていく楽しさもあります。
また、仕事は、「自分の知らない自分を発見できる」というのが楽しみのひとつです。
仕事に就いたころは、対人関係がすごく苦手だったんですが、仕事をこなしていくうちに周りから「村木さん営業に向いてるよね」と言われるようになったんです。
まさに、仕事を通して、自分が知らない部分がひきだされたということでしょうか。
○お仕事での達成感は村木さんにとってモチベーションになりますか?
いろんな意見の人がいて大バトルになることもありますが、議論を重ねた上で、意見が一致する瞬間はとても達成感があります。
○オンとオフの切り替えのコツは何ですか?
家と仕事の間にある通勤時間が大事な切り替えの時間になっています。
大好きな推理小説を読むと、その時間だけ小説の世界に入っていけて、楽しみのひとつです。
○村木さんの著書「あきらめない 働くあなたに贈る真実のメッセージ」で、20代、30代の女性に一番伝えたかったことは何ですか?
この年代の方は、仕事でも、そしてプライベートでも、結婚、子供など、たくさんの不安を抱えていると思いますが、「何とかなります!」、この言葉を伝えたいです。
私自身も、いつも仕事の先輩に「何とかなるから」と言われていて、とても救われました。
そして、実際に、諦めずにやっていると、結果、何とかなったことが多かったんですよね。
だから、20代、30代のみなさん、「何とかなります!」ぜひ、この言葉をおくりたいとおもいます。
○他にも、心の支えになった言葉はありますか?
「一日一生」。
困難な状況にある時、この苦しみがいつまで続くか、出口がないのではと思うと不安になることってありますよね。
そんなときに、今日一日を、一生だと思って頑張ってきました。
「一日一生」。先のことを考えずに、まずは今頑張ってみようと考えると楽しくなるものですね。
○村木さんが、元気をもらえるビタミンソングはありますか?
いきものがかりの「YELL」です。
歌詞もはっとさせられる言葉が多いんですよね。
○そして、子宮頸がんの予防について。
やはり、20代30代の方が、子宮頸がんになる割合が大変増えています。
検診で早く見つければ、ちゃんと治る病気なので出来るだけ早く見つけてほしいと考えています。
○子宮頸がんについて厚生労働省としてどのような対策をお考えですか?
日本は検診率が低いのが現状です。
初期には自覚症状がほとんどないため、検診で見つけることがとても重要です。
若い人はまだ大丈夫と思っている方が多いので、検診の必要性をぜひお知らせしていきたいと思います。
何をするにも健康が一番大事です。
若い時から検診をしっかり受けて下さい。
異常が見つからなかった人も定期的に検診を受けてほしいと、メッセージをいただきました。
■「あきらめない 働くあなたに贈る真実のメッセージ」(日経BP社)より 発売中
ON AIR SONG リスト
M1:「Oh,Pretty Woman / Roy Orbison」
M2:「YELL / いきものがかり」(村木さんのビタミンソング)
M3:「Again / Janet Jackson」