福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

自分のことが嫌い! そんな時は・・・。

2023/10/8
生徒、学生、10代のみなさんのお悩みに福山さんが耳を傾け、アドバイス! 【ねえ聞いて、まさはっさん!】のコーナーに、こんなメールが届きました。
大阪市・ぺんぎん風船さん(18歳)
私は大学受験に失敗し、浪人生活をしています。
受かった大学もあったのですが、テレビやラジオに関わりたいという夢に出来るだけ近づける大学に行きたいと思い、入学しませんでした。

しかし今になって、大学生をしている友達が妬ましくなったり、「受験の二週間前、新型コロナウイルスにかかった父のせいで、受験に失敗したんだ」と憎んだりしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。
また父によく私のことを否定されていた、ということもありその影響で、自分に優しくなれません。

自分のことを好きになるには、どうしたらいいでしょうか。

福山さんは、自分のことを好きじゃなかった時期はありましたか?


読み終えた福山さんはまず一言。
「僕は、今でも自分のこと、そんなに好きじゃないよ。」

僕も、両親からあまり褒められたことがなかった、でも今考えると、親と子、お互い余裕がなかったかもしれない、と振り返りました。
親元を離れるとだいぶ変わってくる部分はあるといいますが、根っこの部分はあまり変わらず。作ってくれるご飯のメニューについて感謝の気持ちを伝えることはあっても、面と向かって母ちゃんを褒めたことはないし、逆に福山さんの歌や映画など作品を褒められたことはあれど、本質的なことについて言われたことはないそう。
これは慣れ、小さいころからやっていたら言えるのかもしれないけど。。。と。

「自分のことが好きかどうか」について。
自分のイヤな部分に、いろいろ気づくことが多いという福山さんですが、そうした自己肯定感の低さに対しては、直らないんだな、と“半分開き直る”ところはあるそう。
その直らない部分の“手綱を緩める”ことをしているとのことでした。

メッセージを送ってくれたぺんぎん風船さんに対しては、自己嫌悪にさいなまれるということは福山さん同様、生涯そんなに変わらないと思います。
その手綱の締め方を緩める、たとえば「自分はこんな奴だし」という諦め方をするのではなく、「でもこれと付き合っていくしかないしなあ、しょうがない!」くらいに考えるというのはどうでしょう? そうすることによって「自分のことを好きではない」が、「嫌い過ぎでもない」といういい塩梅のところにチューニングできる日が来ると思います。
加えて、「人は思ったより、自分のことを見ていない。自分ほど自分のことは見ていないですから・・・緩めて、程よくあきらめてみましょう」とメッセージを送りました。
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日々、悩みに向き合って、それを乗り越えてすすむ私たち。福山さんがそのお手伝いをします。
学生世代までのみなさんは【ねえ聞いて、まさはっさん!】へ。若手社会人のみなさんは【お時間よろしいでしょうか? 福山社長!】のコーナーまで、アナタのお悩み、お寄せください!
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