福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

でも、、、やるんだよ

2023/7/29
猛暑、酷暑の続く日々。
その暑さに加えて、仕事への迷いがあると、心身へのダメージは大きなものになってしまいます。
若手社会人のお悩みに福山さんが“社長”としてこたえる【お時間よろしいでしょうか? 福山社長!】のコーナーに、こんなメッセージが届きました。
大阪府堺市・虹からファンになりましたさん(33歳男性)
一つ悩みがあり、この度メールさせていただきました。
それはクライアントの方との接し方です。

私は映像関係の仕事をしているのですが、あるクライアントからの要望が、日に日に重たくなっています。
最初は映像に関することは任せるので!というスタンスでしたが、指摘される箇所が増え
「インサートを、もっとこうしてほしい」
「このカットが何秒長いんだよね」
など、あたかも自分がディレクター、業界人かのような対応でのオーダーが届くのです。

それが理解できるものならば良いのですが、ナンセンスなことばかりで。。。
上司に相談しても戻ってきた答えは
長く関係があるクライアントだから我慢してくれ
こればかりです。

福山さんどうしたらよいでしょうか?
もう担当して5年我慢しています。長く板挟みで辛いです。
福山さんはオファーがあって曲を作る時、
クライアントの方のオーダーはどのように受け止めて作業していらっしゃいますか?


読み終えたあと、福山さんの一言は

でも、やるんだよ。
全部、やるんだよ。


オーダーやリクエストを超えられるかどうか、なんです。
そのまま戻すのではなく、オーダーよりいいものが返ってきた、ということが大切。
想像を超えたというふうにすれば、勝ち残れるし、勝ち上がれます。
オファーを請け負っている限り、これは続きます。

さらなるオーダーが来た場合、まずはその通りやってみるものを作り、
そのうえで、自分がいい、というものも合わせて作ってみる。

クリエイティブの世界で、この姿勢は重要なことです。

やがて“虹からファンになりました”さんが知られるようになれば、その“名前”で仕事ができるようになります。
たとえばある提案をしたときに、
「この人がそれをいい、っていうんだから、多分いいはず」
と、周りの人が思えるようなことです。

そのためにも上司の方がいうように「我慢」だけでなく、まずはオーダーにこたえること。
そのうえで、自分がいいと思うもの作って示してみる。

でも、やるんだよ。
全部、やるんだよ


迷いを感じたときは、この言葉、思い出してみてください。

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