福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

脚本家に大切なこと、それは・・・

2023/6/10
『福山雅治 福のラジオ』 meets 日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』 。
怒涛の3週連続ゲストスペシャルがスタートしています!
6/10(土)の福のラジオには『ラストマン』の脚本をつとめる黒岩勉さんが登場しました。

“ラストマン”という作品で伝えたかったメッセージや、今の社会とドラマとの関係性などについて福山さんと熱いトークを繰り広げると、後半には若き番組リスナーからの質問に、こんなふうに向き合ってくれました。
石川県金沢市・kaeちゃん(17歳高校生)
私は今、高校3年生です。
現在は石川県在住ですが、将来、シナリオライターになりたいと思っています。

高校に入り演劇部で活動し、それをきっかけにお芝居の楽しさを知り、コロナ禍でしたが可能な限り、東京にも母とお芝居を観に行ったりしました。
そのうちに、お芝居を正式な仕事にしたいと思うようになりました。

大学進学は東京都内を目指していて、合格できたらシナリオの学校にも並列で通いたいと考えています。

大変な仕事であることは重々承知していますが、
心構えを教えて頂きたく、
どんなことが大変か、
もう辞めてしまいたい、
と思うことなどあるのでしょうか?


お話を聞かせて頂けたら幸いです。


メッセージを読んだ福山さん、黒岩さん。
すばらしい、目標が明確ですね!!!と まず一言。

そして・・・
脚本家は、割となりやすい職業だと思います。と。

そのココロについて、黒岩さんはこんなお話をしてくれました。

書く仕事って、いろいろあります。
小説家は、語彙力など、特殊な能力が必要。
漫画家は絵が描けないといけない。
脚本というのはそれそのものが商品なのではなく、あくまでも設計図。
スタッフと役者さんがわかってくれればよくて、セリフも一般的な言葉を知っていれば書ける。
中味はもちろん考えないといけないけど、書こうと思えば、誰でもかけるものだと思います。

ただ、どこを目指したいのか、というのを考える必要はあります。
小劇場で100人の人に100を感じてもらうのか、
1000万人に10ずつ感じてもらうのか、
そういうことで、心構えは変わってきます。
どちらが上とかではなく、自分がどういう道を進んでいくかを考えておいた方がいいと思います。

さらなるポイントとして、
まずはオープニングからタイトルまでの数分のシーンで、どのくらい人の心をつかむことができるのか!? ということ。

みなさんも経験があると思いますが、そのドラマを見るかどうか決めるのはまず冒頭シーン。
人のココロを引き込む“アタマ”を描けるかどうか、というのが大切、ということでした。
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『福山雅治 福のラジオ』 meets 日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』 。
怒涛の3週連続ゲストスペシャル!
◆6月17日(土)は、福山さん演じる皆実広見とバディを組む、護道心太朗役の大泉洋さん!
◆6月24日(土)は、護道泉役の永瀬廉さん(King & Prince)、吾妻ゆうき役の今田美桜さんのWゲスト!

引き続き、ゲストのみなさんへの質問、感想、お待ちしています!

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