福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

アルバイト先の“闇”におびえています。

2023/5/7
新年度がスタートして1月あまり。
学生と社会人、その間には様々な違いがあるものですが、その違いに関係なく「自分は馴染めない」ということ、あったりするものです。
若者世代のお悩みに耳を傾ける【ねえ聞いて、まさはっさん!】のコーナーに、こんなメッセージが届きました。
長野県・わかめちゃん(18歳)
私は高校生で、レストランでバイトをしているのですが、ちょいちょい垣間見える「闇」に怯えています。

私が言う闇というのは、「陰口」のことです。

「〇〇さん、気が利かないよね」
「〇〇さんってさ、使えないよね」
「いつやめるんだろうね」

こんな感じです。
こういう陰口って、小学生 中学生の頃から言うと思いますが、大人も結局は幼少期から変われない生き物なのかなって切なくなります。

そりゃ人間ですから、毒を吐きたくなることもあります。
私だって信頼してる人になら陰口言いますよ。
実は問題はそこじゃないんです。

陰口を言う人間が、一番トップの人間だということです。
気に食わないバイトのことをとことん悪く言う。
しかも、本人のいないところで…。

まさはっさん、これはありなんでしょうか?
社会で生きるとはこういうことと、上手く付き合うことなんでしょうか?
悪口・陰口との付き合い方を聞かせて欲しいです。


メッセージを読んだ福山さんは、
「ズバリ。このバイト先のトップの方は、トップ失格です。」
とバッサリ。

よく言われるのは、こういうことを本人の前で言えば悪口でも陰口でもない、ということ。
でも本当はそうでなく、
「ここがよくないんだけど、直すにはどうすればいいかな」
というような相談であるべきなのでは?
単純に「使えないよね」みたいなことをトップの人が言うのは、全くダメ。
何の生産性もありません。とかなり厳しく指摘しました。

さらに福山さんは続けます。
前向きな仕事環境にしようと、議論すべき点を挙げて話し合うのであればいいのだけど、ただ悪い点を言うだけというのはダメです。
今の時代であれば、そのトップの方の上の立場のある人に、匿名で伝えてみてもいいのではないでしょうか?
もしそのトップの方がホントの一番上であれば、そのバイト先は辞めたほうがいいと思います。

誰しも、人に指摘されるようなことはあるもの。
その部分をより良くするための建設的な意見は悪口でも陰口でもないけど、ただその場をやり過ごすだけで終わっているというのはよくありません。
そして残念ながら、大人だから陰口を言わない・・・ということも、なかったりします。
でも人の陰口をたたく人って、なんだかんだであまり評価されなかったりもします。

誰しもが不満は抱えてはいるものだけど、その不満を建設的に解決しようとするか、陰口で終わらせるか。
これから、そういう場面で、わかめちゃんがどう判断するかというのも、大人の世界に入っていく中で大切になってくると思います。
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誰もが持ってしまう負の感情にどう向き合うか。
改めて考えさせられる、わかめちゃんからの相談でした。

アナタのお悩み、いつでも福のラジオにお聞かせください。

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