福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

「大丈夫」という口癖、大丈夫ですか?

2023/3/5
先日の福のラジオで、夫に意見を聞いた時の“返し”がイヤだ!というメッセージをご紹介しました。
(このやりとりについてはコチラ
メッセージを受けて、他にも“ちょっとイヤになる口癖”が続々と届いています。
さいたま市・けーみちゃん(41歳主婦)
うちの夫もメールの方ほどではないですが、「あれば」っていうので胸のつかえがすっと落ちました。
そんなうちの夫ですがもう一言、なんとかしてよ!って思う言葉を言います。

それが「大丈夫」です。

私が「お酒飲むんならおつまみ出しておこうか?」と聞くと一言。
大丈夫だ

「寒いと思うからコート出しておこうか?」と聞くと
大丈夫だ

しかも、いろんな事をこっちが気づかって聞くと「大丈夫だ」って言うのに、しばらくしたら冷蔵庫開けてつまみ探しをごそごそ。
いざ出勤する時になって「コートどこだっけ」ってごそごそ。
みたいに結局、全然大丈夫だじゃないじゃん!ということになるんです。

だから私はこの夫の「大丈夫だ」が嫌いです!
私にとって全然大丈夫じゃないからです。二度手間。
この「大丈夫」はどういう神経から出てくる言葉なのでしょうか?
福山さんは「大丈夫だ」は使いますか?


福山さん、「大丈夫」はよく使うそう。
肯定から否定まで広い意味を持つ「大丈夫」という言葉ですが、福山さんは肯定で必要ないというときだけ、よく使うそうです。

一方、福山さんの周りの“大丈夫”事情にはこんなことも。
仕事をしていて、それがイケているか、そうじゃないか?の判断が自分ではつかないとき、福山さんは周りに「どう思う?」と問いかけるそうです。
すると、よく返ってくる返答は、「大丈夫だと思います。」。

これについて福山さんは分析します。
「大丈夫」という言葉自体、上で触れたとおり、肯定も否定も含んでいて曖昧。
かつ「〜だと思います」がついてくると、「いいかもしれない、と思います」「よくないかもしれないけど大丈夫、かと思います」と、だいぶ玉虫色になってきます。

そこで、「クオリティや予算の問題もあるので、はっきり言ってくれた方がいい」と追求していくと、ようやく「あくまで僕個人の意見ですが、僕はこう思います」と返事が返ってくるそうです。ここに行きつくにはかなり掘らないといけない。なぜなら年とともに、何も言ってくれなくなるから、、、と福山さん。

この分析を踏まえて福のラジオの作家・今浪も気づきました。よく言うのは「全然大丈夫です」という言葉。
長年、様々な番組を担当する中で、パーソナリティが委縮しないように、常々言っているそうです。
福山さん、「全然大丈夫」については、「最高!!すばらしい!」より下というジャッジも感じられるということで、やっぱりちょっと気になると。

「大丈夫」をなかなかそのまま受け取れないという福山さん。シチュエーションにもよりますが、リスナーのみなさんもその裏に“大丈夫じゃない部分”がありそう、という方もたくさんいました。
アナタは「大丈夫」言いますか? 逆に言われてどうでしょう?

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