地球環境保護を考える日 "アース・デー" として、
毎年4月22日には様々な催しや取り組みが行われてきている。
それに先駆けて、TOKYO FMをはじめとするJFN38局は、
4月15日(日)にさいたまスーパーアリーナで "震災後の地球環境復興支援ライブ"
「TOKYO FM & JFN presents EARTH_HEART LIVE 2012」を開催した。
昨年3月に発生した東日本大震災で壊れてしまった沿岸地域の生態系の回復、そして海と共に生きる人々の暮らしの復興を支援する今回のイベントに出演したのは、レゲエを基調にロックやファンク、ダブやエレクトロニカまでを取り入れたサウンドで独自の世界観を築き、80年代後半から90年代にかけてひとつのジャンルを確立させたフィッシュマンズ。'99年にボーカル&ギターの佐藤伸治が亡くなった後も、日本の音楽シーンに多大な影響を与え続けているバンドだ。
そしてもう一組は、2005年に結成し、2007年にメジャーデビューしたサカナクション。高校生の頃からフィッシュマンズの音楽を聴いていたという彼らにとって、今回のイベントはまさに夢の共演の実現と言えるだろう。そして、ともに "魚" が名前に付いている伝説のバンドと新鋭のバンドのステージは、オーディエンスにとっても忘れられない貴重な経験となった。
4月15日(日)15時。
開場時間となり、待っていた多くのお客さんがどんどん会場内へと入っていく。
ステージ中央と左右に設置された大型ビジョンには、青い水の中をゆったりと泳いでいる魚の姿が映し出されていた。
よく見ると、魚の模様は出演する2組のバンド名 "FISHMANS" と "サカナクション" になっている。ビジョンだけでなく、会場全体も青いライティングで演出されていて、ゆっくりと回るミラーボールによって、まるで大きな水槽の中にいるような雰囲気を味わえた。