今月ご乗船いただいているのは写真家の宮澤 正明さんです。
宮澤さんは、女優やミュージシャンの写真集から広告、さらに海外で写真展を開催されるなど、世界的に活躍をされている日本を代表する写真家です。
最近では、伊勢神宮を題材にしたドキュメンタリー映画「うみやまあひだ」で監督もつとめるなど、幅広いジャンルで才能を発揮されています。
海外での撮影経験も豊富な宮澤 正明さんに、 旅のお話をおうかがいしていきます。

宮澤「ニュージーランドは、ノースアイランドとサウスアイランドに分かれていますよね。一番初めに行ったのは、サウスアイランドにコマーシャルの撮影で行きましたね」
干場「ニュージーランドはワインとかも有名ですよね」
宮澤「どちらかというと、ノースアイランドの方にワイヘキ島という、大島くらいの小さい島があります。そこにワイナリーがあって、ワイナリーってお洒落なレストランが隣接しているんですよね」
干場「ニュージーランド料理って想像出来ないですね」
宮澤「ビーフ、羊、ラムも美味しいですし、魚介も豊かですね」
干場「島ではどんなホテルに泊まったんですか?」
宮澤「小さいホテルだったんですけど、真っ白なボートハウスみたいな。部屋的には3~4部屋しかないんですけど、すごい良かったですね」
干場「ワイヘキ島って、芸術の島と言われているんですか?」
宮澤「そのホテルもそうなんですけど、部屋の中に飾ってある絵とかオブジェが、アーティスティックな部分が多いんですよ。街を歩いていても、風景の中にオブジェがあったり、海岸の岸壁に鉄のオブジェがあったり、島全体がアートを取り入れてるんです」
干場「ニュージーランドの綺麗さっていうのは、どことも例え難い感じですか?」
宮澤「自然が荒々しいんだけど、神々しさがあって、荒らされていない風景が多いですね。コマーシャルの撮影の時も不思議な事が起きて、明け方に行くと、湖なので霧なんですよ。日の出とともに霧が発生して、徐々に霧が抜けた所で、いきなり白い虹が現われたんですよ」
干場「え!?白い虹なんて初めて聞きましたね(笑)」

干場「宮澤さんにとって、旅とは人生に、どんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」
宮澤「自分にとって、どこにも属さない時間を唯一過ごせるものなのかなと思います。仕事とか色んな事に縛られない、属さない時間ですね」
干場「属さないということは?」
宮澤「完全にフリーダムな状態ですよね。そうしないと、すごくいい風景に出会ったり、美しいものに出会っても、五感で感じられないと思うんですよ。だから、普段写真を撮ってる時も、全部で感じてる時は無意識にシャッターを押してると思う。そういう瞬間瞬間、プライベートな一瞬一瞬を、何も属さない時間ということなのかな」
干場「何も属さない、それはつまり、もっと言ってしまうと「無」に戻れるとという事ですかね。宮澤さんにとって、写真はどういう風に見ていただきたいなと思っているんですか?」
宮澤「気配としてあれば良くて、ずっとそこにあって重いものでもないし、かといって軽いものでもない、すごく居心地の良いもの。僕は今、年代的にも後進の方を育てるような年齢になってきましたから。今は写真を飾っていただいて見てもらうとか、そちらの方に重点を置いているという感じですかね」

「クルーズ中は、訪れた土地のホテルに泊まる事は出来るのでしょうか?」
保木「例えば長いクルーズで、どうしても行きたい港があったり、ゆっくりご覧になる時は事前に船に申し入れておくのがいいですね。
他のホテルに泊まるという事は可能なんですけど、その場合は手続きがややこしかったりしますね。
2泊停泊する場合とか、陸のホテルに泊まるという事は可能です。
一泊停泊しない場合は、次の日に追いかけないといけないんですよ。
ですから私は、乗船地、下船地で泊まったり。もしくは、前乗りしても良いですね。
一泊二泊されたりとか、私のお客様でも、港に近くない所から旅行をされて船に乗るという方もいらっしゃいますね。
あとは下船をしてから、まだまだ見たい所がいっぱいあるじゃないですか。
そういう方は飛行機の切符を次の日にしたりとかというのも出来ますね。
おすすめは、船の旅の最中にというよりは、船旅の前後に見付けられるのが良いですね。
乗船地と下船地の前泊、後泊を考えられると、わりと効率的ではないかと思います」
クルーズ情報
「クルーズ中は、訪れた土地のホテルに泊まる事は出来るのでしょうか?」
保木「例えば長いクルーズで、どうしても行きたい港があったり、ゆっくりご覧になる時は事前に船に申し入れておくのがいいですね。
他のホテルに泊まるという事は可能なんですけど、その場合は手続きがややこしかったりしますね。
2泊停泊する場合とか、陸のホテルに泊まるという事は可能です。
一泊停泊しない場合は、次の日に追いかけないといけないんですよ。
ですから私は、乗船地、下船地で泊まったり。もしくは、前乗りしても良いですね。
一泊二泊されたりとか、私のお客様でも、港に近くない所から旅行をされて船に乗るという方もいらっしゃいますね。
あとは下船をしてから、まだまだ見たい所がいっぱいあるじゃないですか。
そういう方は飛行機の切符を次の日にしたりとかというのも出来ますね。
おすすめは、船の旅の最中にというよりは、船旅の前後に見付けられるのが良いですね。
乗船地と下船地の前泊、後泊を考えられると、わりと効率的ではないかと思います」