今月ご乗船いただいているのは写真家の宮澤 正明さんです。
宮澤さんは、女優やミュージシャンの写真集から広告、さらに海外で写真展を開催されるなど、世界的に活躍をされている日本を代表する写真家です。
最近では、伊勢神宮を題材にしたドキュメンタリー映画「うみやまあひだ」で監督もつとめるなど、幅広いジャンルで才能を発揮されています。
海外での撮影経験も豊富な宮澤 正明さんに、 旅のお話をおうかがいしていきます。

宮澤「多い時で年間15回、近場もありますけど、少なくとも月に一度は出てる様な形ですね」
干場「その中でも、アフリカのマサイマラに行かれた時のお話をうかがいたいんですけど、アフリカの旅はどんな目的で行かれたんですか?」
宮澤「雑誌「BRUTUS」の取材で行きました。作家の伊集院静さんと、アフリカをめぐる旅という事で行きました。ナイロビやケニア、アフリカの旅という感じでしたね」
干場「行かれた所で、一番思い出深い場所はどこですか?」
宮澤「マサイマラというのは、人間が車から降りる場所が少ないんですね。野生動物の保護地区でもあるので、危険もあります。マサイの村は唯一降りられて、その近くに蟻塚がオブジェの様に大地に細長くそびえ立っていて、風景が美しかったですね。マサイが牛の糞と土で混ぜた家を持っていて、そこに行くまでの過程が幻想的で、記憶に残っていますね」
干場「マサイの人にお会いした印象はどうでしたか?」
宮澤「マサイの人達って、戦士と言うじゃないですか。男性は家族、女性を守るため、狩猟をするため。女性は家庭を守るためっていうか、人間はもともとそうだったんじゃないかと、原始的な部分では、そういう事がストレートに感じられます。瞳は澄んでて綺麗でしたね」
干場「やっぱり写真家として、人を見た時に瞳って大事ですか?」

干場「それは、モロに出ますね」
宮澤「その時の子供の瞳とか、女性の瞳、マサイの戦士の瞳はすごい印象的ですね」
干場「その発想がすごいですよね。アフリカにいて、普通そこにいる人達を風景の中で撮るじゃないですか」
宮澤「初日はそういう風にしていたんですけど、ホテルに帰ると自分の中で追求したいと思い、背景が余分なのかなと思ったんです。あの人達だけを撮ったら、もっと違うものが生まれて来るのかなと思ったんですよ
干場「現地では、熱気球に乗られたんですよね。景色とかすごいんじゃないですか?」
宮澤「明け方のかなり暗いうちに、夜明けと同時に熱気球が飛び上がっていくんですよ。自分たちのバルーンが大地に影で映ってたり、バルーンって不思議で、風に乗っているので無音なんですよ。それがすごく、全然違う世界に見えました」
干場「太陽が上がってくると同時に、バルーンに乗って行ったわけですよね?どんどん色が鮮明になっていくんじゃないですか」
宮澤「右の方はすごい晴れているのに、左の方はすごい雨雲みたいな。赤、ブルー、グレーのコントラストがすごい綺麗でしたね」
干場「ありえない景色ですね、それが一気に見えちゃうんですか」
宮澤「明け方だと、グレーの上にさらに星空があって、幻想的というか自分はどこにいるのかな?という感じになりました」

「帰国子女の高校3年生の娘が客船パーサーになりたいと言っています。現実的なアドバイスやクルーズの素敵なところなど、伝えていただけたら嬉しいです」
保木「帰国子女ということなので、英語は問題ないと思います。
パーサーになりたいという事なので、旅客サービスですね。
船の中のお仕事としては、上下船の窓口の業務、寄港地に提出する書類の作製など、
色々な事に携わるお仕事だと思います。
パーサーのための専門学校というのはないみたいなんですよね。
なので、やはり4年制の大学かホテル学校に進むのがいいのかなと思います。
日本の船でも世界の港を回るので英語は役に立つと思いますよ」
干場「外国の船で働くとなると、必要なのは人間力なんですよ。
海外の客船に乗ると、例えば音楽をやるとか、ショータイムになったら踊る事が出来るとか、色々な事が出来るといいですね」
保木「外国船の場合は、日本人を雇うメリットがあるかどうかというところが大きいんですよね。
外国船の日本人パーサーは狭き門かもしれません。
とりあえずクルーズの魅力とは一口に言って、私は異文化交流の場所だと思いますね」
干場「船に乗るという事は、僕が知る限りホスピタリティがすごく大事だと思います。
乗船されたお客様に対して、どれだけ温かいおもてなしが出来るかという事が大事ですね」
保木「大学に行かれたら心理学みたいなものを学んだら良いと思います。
クルーズは色々なお客様がいらっしゃるじゃないですか。
心理学とか、コミュニケーション能力を培われるのが大事なのかなと思いますね」
干場「海外へ行ったり、色々な対応が出来る様に引き出しを増やす事、とにかく色々な経験をした方がいいと思います」
クルーズ情報
「帰国子女の高校3年生の娘が客船パーサーになりたいと言っています。現実的なアドバイスやクルーズの素敵なところなど、伝えていただけたら嬉しいです」
保木「帰国子女ということなので、英語は問題ないと思います。
パーサーになりたいという事なので、旅客サービスですね。
船の中のお仕事としては、上下船の窓口の業務、寄港地に提出する書類の作製など、
色々な事に携わるお仕事だと思います。
パーサーのための専門学校というのはないみたいなんですよね。
なので、やはり4年制の大学かホテル学校に進むのがいいのかなと思います。
日本の船でも世界の港を回るので英語は役に立つと思いますよ」
干場「外国の船で働くとなると、必要なのは人間力なんですよ。
海外の客船に乗ると、例えば音楽をやるとか、ショータイムになったら踊る事が出来るとか、色々な事が出来るといいですね」
保木「外国船の場合は、日本人を雇うメリットがあるかどうかというところが大きいんですよね。
外国船の日本人パーサーは狭き門かもしれません。
とりあえずクルーズの魅力とは一口に言って、私は異文化交流の場所だと思いますね」
干場「船に乗るという事は、僕が知る限りホスピタリティがすごく大事だと思います。
乗船されたお客様に対して、どれだけ温かいおもてなしが出来るかという事が大事ですね」
保木「大学に行かれたら心理学みたいなものを学んだら良いと思います。
クルーズは色々なお客様がいらっしゃるじゃないですか。
心理学とか、コミュニケーション能力を培われるのが大事なのかなと思いますね」
干場「海外へ行ったり、色々な対応が出来る様に引き出しを増やす事、とにかく色々な経験をした方がいいと思います」