2008年02月26日
未来を担うエネルギー♪
寒い毎日、ついついエアコンの設定温度を高めてしまいがちですよね。
でも、そこで気になるのがエネルギーの問題。こんなに使っちゃって、大丈夫でしょうか?
ということで、今週は「エネルギーのお話」をうかがう1週間!
石油に代わる、新しいエネルギーの可能性を、一緒に探っていきましょ♪
ということで、トップバッターとしてお迎えしたのは、
「メタンハイドレート」というエネルギーについて研究していらっしゃる、
地質学者で東京大学教授でいらっしゃいます、松本良先生です!
(重い入れ物に入ったメタンハイドレートを、わざわざ持ってきてくださいました。
ありがとうございました!)
1日目、しょっぱなからかなり難しい言葉が出てきてしまいました。
「メタンハイドレート」って、そもそも何かもわかりません。
すると、松本先生、なにやら大きな入れ物を取り出し・・・!
その中から出てきたのは・・・!!
出たっ!これが「メタンハイドレート」!?
ちょっと、発泡スチロールのような、ドライアイスのような・・・?
なにやら、「燃える氷」と呼ばれることもあるそうなんですよ。
これって、一体どんな形で「エネルギー」になるんでしょうか?
「この『メタンハイドレート』、実は日本の周りはもちろん、世界中あちこちの海の底に、
結構たくさん埋まっているんです。埋まっているときは、このような固体なんですが、
エネルギーとして使うときには、ガスの形で使います。キッチンのコンロで火をつけると、
出てくるのは天然ガスなんですが、そのほとんどの成分がメタンガスなんですね。
で、『メタンハイドレート』は火をつければこのままでも燃えますから、
『燃える氷』とも言われたりもしています。
そしてメタンハイドレートから取れるのはメタンガスですから、
とても使いやすいエネルギーと言えますね。」
そうなんですかっ?じゃあ、将来ガスコンロをひねると、
このメタンハイドレートから生産されたメタンガスが出てくる可能性もあるんですね?
「そうです。地中にパイプを埋めて蒸気を入れてあげると、
メタンハイドレートはメタンガスになって、勝手に地上に上がってきます。
取り出すのも、そんなに大変じゃありませんよね。」
なるほど。でも素晴らしいのは、日本の周りの海にもたくさん埋まっている、ということ。
遠く中東から石油を輸送しなくても、
多少なりともエネルギーを日本国内でまかなえるようになれば、
日本のエネルギー事情も大きく様変わりします。
また、今のような原油高の脅威に、世界中がおびえなくてすむようになるわけです。
ひょっとすると、世界のパワーバランスさえ変えてしまうかもしれません。
『メタンハイドレート』。
ひょっとすると、未来を担うエネルギーになるかもしれません。
この名前、覚えておいてくださいね!
でも、そこで気になるのがエネルギーの問題。こんなに使っちゃって、大丈夫でしょうか?
ということで、今週は「エネルギーのお話」をうかがう1週間!
石油に代わる、新しいエネルギーの可能性を、一緒に探っていきましょ♪
ということで、トップバッターとしてお迎えしたのは、
「メタンハイドレート」というエネルギーについて研究していらっしゃる、
地質学者で東京大学教授でいらっしゃいます、松本良先生です!
(重い入れ物に入ったメタンハイドレートを、わざわざ持ってきてくださいました。
ありがとうございました!)
1日目、しょっぱなからかなり難しい言葉が出てきてしまいました。
「メタンハイドレート」って、そもそも何かもわかりません。
すると、松本先生、なにやら大きな入れ物を取り出し・・・!
その中から出てきたのは・・・!!
出たっ!これが「メタンハイドレート」!?
ちょっと、発泡スチロールのような、ドライアイスのような・・・?
なにやら、「燃える氷」と呼ばれることもあるそうなんですよ。
これって、一体どんな形で「エネルギー」になるんでしょうか?
「この『メタンハイドレート』、実は日本の周りはもちろん、世界中あちこちの海の底に、
結構たくさん埋まっているんです。埋まっているときは、このような固体なんですが、
エネルギーとして使うときには、ガスの形で使います。キッチンのコンロで火をつけると、
出てくるのは天然ガスなんですが、そのほとんどの成分がメタンガスなんですね。
で、『メタンハイドレート』は火をつければこのままでも燃えますから、
『燃える氷』とも言われたりもしています。
そしてメタンハイドレートから取れるのはメタンガスですから、
とても使いやすいエネルギーと言えますね。」
そうなんですかっ?じゃあ、将来ガスコンロをひねると、
このメタンハイドレートから生産されたメタンガスが出てくる可能性もあるんですね?
「そうです。地中にパイプを埋めて蒸気を入れてあげると、
メタンハイドレートはメタンガスになって、勝手に地上に上がってきます。
取り出すのも、そんなに大変じゃありませんよね。」
なるほど。でも素晴らしいのは、日本の周りの海にもたくさん埋まっている、ということ。
遠く中東から石油を輸送しなくても、
多少なりともエネルギーを日本国内でまかなえるようになれば、
日本のエネルギー事情も大きく様変わりします。
また、今のような原油高の脅威に、世界中がおびえなくてすむようになるわけです。
ひょっとすると、世界のパワーバランスさえ変えてしまうかもしれません。
『メタンハイドレート』。
ひょっとすると、未来を担うエネルギーになるかもしれません。
この名前、覚えておいてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
コメント
上手に使えばエネルギー。
地球温暖化が進んで、これが気化してメタンガスを放出してしまうと地球温暖化は急速に進んでしまう厄介なもの。
上手に利用しましょうね。
メタンは CH4 と炭素Cを含んでいますから、合成樹脂の原料としても期待できると思いますよ。
また、燃焼させたときには不完全燃焼しにくいですからこれもグッドだと思います。