プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組
「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。最終回となる3月31日(日)の放送は、
前回に引き続き、元プロ野球選手で東京ヤクルトスワローズ二軍監督の高津臣吾さんが登場しました。
高津臣吾さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹
◆一流の2人が語る「プロの条件」 丸山:プロ野球の選手って若いじゃないですか。扱い方が難しそうです。
高津:18歳で入団して、一番ベテランでは40歳を超える人まで、年齢層の幅が広いです。それぞれの年代に話を合わせていく難しさはちょっとありますね。
丸山:上から下まで面倒を見なきゃいけない。大変ですね。
高津:声をかけやすく、質問をしやすい環境を作っていきたいと、いつも思っています。野球以外の雑談も含めて、会話ができる環境を育てていきたいです。
丸山:選手を見ていて「コイツは伸びそうだな」という直感もあるでしょうけど、“プロ野球の世界で活躍できる条件”ってありますか?
高津:まずは我慢強さや負けん気といった、精神的な強さです。それに加えて“遠くまで球を飛ばす”“走るのが速い”など、突出した技術があると成功する可能性はあると思います。
丸山:僕もゴルフの世界を見ていて、何か1つ哲学を持っている選手はすごく伸びている印象です。
高津:ゴルフだと、どういった部分がプロとして大事ですか?
丸山:練習場ではみんな上手なんですよ。実は練習場での(技術の)遜色って誰もないんです。松山英樹選手だろうが、デビューしたての若手だろうが。ただ、本番になると、パフォーマンス能力が落ちる選手は多いです。
高津:なるほど。
丸山:松山選手の場合、例えば練習場のパフォーマンスが「100」なら、本番は「90」でできちゃう。そんな選手はほとんどいないです。ちなみにタイガー・ウッズなら練習「100」で、本番「99」。そんな例外を除いて、練習場での実力が本番で出せないのがゴルフなんです。
高津:あ~、わかります。
丸山:確立されたリズムや呼吸法、思いなどがあって、それらを感じられる人が上にいる気がします。
高津:とてもわかりやすい。確かに練習はみんな上手い。球はやさしいですが、それでもフリーバッティングはみんなカンカン打ちます。
丸山:ピッチャーも同じですよね。バッターボックスに誰も立っていなければいい球を投げられる。でもバッターが立つと圧力がかかり、そう思い通りにはいかない。
◆“スポーツ界のパワハラ”どう対応する?
丸山:最近ではいろいろなコンプライアンス(法令順守)があるじゃないですか。「パワハラ」という言葉が先行して、指導者として意見を言うのが難しいところもある。「しっかりやれ!」という激励がパワハラに聞こえる可能性だってあるわけで。
高津:監督、コーチを含めて二軍で9人、選手は30人くらいいるので、いろいろなことが起こります。ぶつかることもあるし「それ、良くないんじゃないの?」と言うときもある。
丸山:そうですよね。
高津:とはいえ、みんな目指すところは同じ。(ぶつかり合うのは)その過程の一部分だと解釈しています。手をあげたり、罵声を浴びせたりするのは絶対に良くないと思います。でも、一生懸命に教えるなかの一部分であれば、行き過ぎなければ、(衝突は)オーケーだと僕は思います。
丸山:高津さんは二軍監督として、野球人として、まだやりたいことはありますか?
高津:全てにチャレンジできたらな、と思います。今は準備の時間で、そのための二軍監督だと考えています。挑戦するための準備はしっかりしておきたいですね。
4月6日(土)から、TOKYO FMの新番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」となって、毎週土曜朝7時からお届けします。お楽しみに!
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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:
@sundaybacknine_tfm/