あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2019.06.14

Botanical Goods30
見ても楽しめる、6月だけの紫陽花のお菓子

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6月といえば、紫陽花。この時期には、お菓子でも紫陽花を楽しむことができます。紫陽花のお菓子で、目と舌で季節を感じてみてはいかがでしょうか。

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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、紫陽花をモチーフにした各地の銘菓をご紹介します。


6月を彩る紫陽花
6月から7月にかけて、街角や庭で見頃を迎える紫陽花。日本古来の自生植物で、万葉の昔から日本人に愛されてきた花です。「藍の色が集まったもの」という意味の「あづさい(集真藍)」がその名の由来と言われています。紫陽花は、枝の先に小花がたくさん集まった円状の花ですが、花びらに見えるのは、実は花のガクの部分。本当の花は、中心にある小さな点のような部分なのだそうです。

紫陽花の色を決めるのは土壌の特質で、土壌が酸性なら青、アルカリ性ならピンクの花が咲きます。晴れた空の下で大きく咲き、雨に打たれても美しく輝く紫陽花。その佇まいは自然の癒しを感じさせてくれます。



6月だけの紫陽花のお菓子
雨に濡れる紫陽花をイメージして生まれたお菓子が、創業明治16年(1883年)の京都・中村軒の「あじさい」。白小豆と大福豆製のこしあんのまわりに、美しい透明感のある錦玉(きんぎょく)を散らし、紫陽花の花に見立てて作られています。その姿はまさに雨に濡れる紫陽花そのもの。手作りのためまったく同じ色合いのものは2つとありません。

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京都・中村軒「あじさい」


日本橋屋長兵衛の「暦菓子 あじさい」は花びらに見立てた2色の寒天を、葡萄の風味の透明ゼリーで包み込んだ、見た目も味も爽やかなお菓子です。この時期ならではの手土産やギフトにもおすすめです。

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日本橋屋長兵衛「暦菓子 あじさい」


京都・鶴屋吉信の「京・季のこよみ「あじさい」」は、色とりどりの紫陽花の花を、可愛い小箱に詰め合せたお菓子。口に入れると外はしゃりしゃり、中はつるりとした琥珀糖ならではの食感が体験できます。

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京都・鶴屋吉信「京・季のこよみ「あじさい」」



日本の景色の中に溶け込んで、色とりどりの花を咲かせる紫陽花。桜や紅葉と並んで、私たちに四季の素晴らしさを強く感じさせてくれる花です。そんな紫陽花を見るだけでなく、味わうことができるお菓子。この時期だけの贅沢なひと時にぴったりです。



TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。6月15日は、小説家の朱野帰子さん(『わたし、定時で帰ります。』の著者)を迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


京都・中村軒 https://www.nakamuraken.co.jp/okashi/
日本橋屋長兵衛 http://www.nihonbashiya.jp
京都・鶴屋吉信 https://www.tsuruyayoshinobu.jp/shop/

2019.05.10

Botanical Goods29
茶畑から届く自然の恵み。日本茶の魅力再発見

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「夏も近づく八十八夜」と、童謡にも歌われた茶摘みの様子。「八十八夜」は立春から数えて88日目、ちょうど5月の始めにあたります。茶畑が輝くような緑に染まり、日本各地で美味しい茶葉の収穫が始まります。

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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は自然の味や栄養が凝縮した日本茶の魅力をご紹介します。



茶畑から届く緑の贈りもの、美味しい煎茶ティーバッグ
「日向(ひなた)の国」宮崎の大地で、太陽の恵みと清らかな空気に包まれて育ったのが宮崎茶。その一番茶を厳選し、香り・味・色にこだわってブレンドされているのが新緑園の煎茶ティーバッグセット「MIYAZAKIひなたの茶箱」です。「MIYAZAKIひなたの茶箱」が味とともにこだわっているのが桐製の茶箱。桐の茶箱は防湿性に優れ、お茶の保存に最適とされてきました。幕末、茶は日本の有力な輸出品でしたが、その茶箱には華やかな浮世絵などをあしらったラベルがつけられ、「蘭字(らんじ)」と呼ばれていたそうです。そんなお茶の歴史も感じさせてくれる桐の茶箱は、棚やテーブルに置いても素敵なインテリアとして楽しめます。

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煎茶ティーバッグセット「MIYAZAKIひなたの茶箱」


手軽に本格的なお茶を楽しめるティーバッグですが、その成分に変わりはありません。茶碗の底に粉のように細かい茶葉が沈殿しますが、その沈殿物にこそ、リラックス効果があるテアニン、抗酸化作用や脂肪分解に効果のあるタンニンなどが豊富に含まれています。

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煎茶ティーバッグ


煎茶を美味しく淹れるコツは、ぬるめのお湯でじっくり抽出すること。湯のみをあらかじめ温めておけば、ぬるめのお湯でも温度が変わらず、美味しいお茶を楽しむことができます。甘みとコクとほのかな渋みはもちろん、やさしい色合いを目でも味わってください。



爽やかな口当たりで身体にやさしいほうじ茶の魅力
緑茶を焙煎することで独特の豊かな香りと、あっさりとした優しい味を楽しめるのがほうじ茶です。緑茶に含まれるカフェインのほとんどを取り除くことができるので、身体にやさしく、食事中や食後、お休み前にもおすすめのお茶です。日本を代表するお茶の名所が、静岡県牧之原市。温暖な気候、長い日照時間、水はけの良い弱酸性土壌など恵まれた環境から、大きくて肉厚の茶葉が育ちます。その茶畑から3年に一度収穫される一番茶を遠赤外線でじっくりと丁寧に焙煎し、香ばしく仕上げたのがカネ十農園の「焙じ茶」です。

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左:カネ十焙じ茶缶入り 右:カネ十焙じ茶袋入り


美味しい淹れ方は、80℃ぐらいの熱めのお湯を注ぎ、1分間ほどゆっくり抽出すること。甘くまろやかで芳醇な香りも楽しんでいただきたいお茶です。カネ十農園の「焙じ茶」は同じ茶葉で3回淹れることができ、急須にたっぷりの茶葉を入れ1回目、2回目、そして3回目と淹れるごとに味に深みが出てきます。
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淹れたてのカネ十焙じ茶


カフェイン含有量が少なく、寝る前にも飲むことができるほうじ茶ですが、茶葉に牧之原・天竜の茎茶を使用した茶屋すずわの「おやすみのお茶」は、まろやかで優しい香りが特徴。一日の終わりのリラックスタイムの一杯をイメージして作られ、「忙しく働いた一日の締めくくりに、くつろぎの時間を過ごして欲しい」という思いが込められています。ほうじ茶の香り成分にはリラックス効果もあるとされており、まさに「おやすみのお茶」といえますね。

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上:おやすみのお茶 缶入り 下:おやすみのお茶 茶葉


お茶の基本は「おもてなしの心」であると言われています。美味しいお茶と出会ったら、次は是非、誰かと一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。「おもてなしの心」が、お茶をよりいっそう豊かで魅力的なものにしてくれますよ。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。5月11日は、津田塾大学学長の高橋裕子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


新緑園  https://www.shinryokuen.net
カネ十農園  http://kaneju-farm.co.jp
茶屋すずわ  https://www.chaya-suzuwa.jp

2019.04.12

Botanical Goods28
日本の森から届いた癒しのアロマグッズ

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古来より、森の自然の恵みは人々に癒しを与えてきました。そんな日本の森から届いた、魅力溢れるアロマグッズをライフスタイルに取り入れませんか。心と体に優しい自然の手触りと香りを体験してはいかがでしょう。

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森の生命力に溢れた大くすのき

植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、日本の森から生まれたアロマグッズをご紹介します。



生活に寄り添う、くすのきのグッズ
「くすのき(楠)」は、神聖な木として日本で古くから大切に守られて来ました。独特の香りにはリラックス効果もあるとされ、人々の暮らしに優しく寄り添ってきたのです。木の香り溢れるライフスタイルを提案する『KUSU HANDMADE』では、そんなくすのきをもっと暮らしの中に取り入れていただくため、さまざまなグッズを通してその魅力を発信しています。佐賀や熊本など九州産のくすのきと手作りにこだわり、健やかな自然の香りが活きるグッズが揃っています。

たとえば、森の木をイメージして作られたアクセサリーホルダーは、置いておくだけで森の香りが楽しめます。

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KUSU HANDMADE くすのきアクセサリーホルダー


また、くすのきのウッドチップは、くすのきを加工するときに出る木材を無駄にしないという思いから生まれたもの。木材をカンナで削っているため、くるくるとカールしており、ポプリのような軽やかさでしっかり香ります。お気に入りのトレイやボウルに入れ、枕元やリビング、玄関に置いて、森の香りを楽しむことができます。

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KUSU HANDMADE くすのきくるくるウッドチップ 


厳選された天然のくすのきの木材から贅沢に削り出したアロマディッシュは、くぼみの部分にアロマオイルを垂らして使いますが、そのまま飾っておいても天然木の色や香りが楽しめます。特にその木目が美しく出るようにと、工房で職人さんがひとつひとつ丁寧に加工を行っています。アロマオイルがゆっくりと揮発してほのかに香り、火を使わないので場所を問わずに楽しめます。 

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KUSU HANDMADE アロマディッシュ


樹齢推定1000年以上の巨木もあり、各地で街路樹としても人々に安らぎを与え、見守り続けて来たくすのき。そんなくすのきからつくられたグッズは、自然と繋がる癒しの時間を届けてくれるはずです。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。4月13日は、女優の常盤貴子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


KUSU HANDMADE
kusuhandmade.com

2019.03.08

Botanical Goods27
Made in ピエール・エルメ、選りすぐりのボタニカルグロッサリー

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日本をこよなく愛するフランスのパティシエ、ピエール・エルメ氏は、日本の野菜や果実に着目し、生産者とコラボレーションした選りすぐりのオリジナル商品を「Made in ピエール・エルメ」で展開しています。イートインもある丸の内のショップには、日本各地のこだわりの食材から作られた品々が並んでいます。

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Photo by KOZO TAKAYAMA


植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、Made in ピエール・エルメの商品とその魅力をご紹介します。


生産者が心を込めた日本の食材
日本の食文化を愛するピエール・エルメ氏は、これまでも日本各地の野菜や果実の生産地を訪ね、メニューに柚子、山葵、お茶など日本固有の食材を取り入れてきました。日本各地でピエール・エルメ氏が出会ったのは、食材の素晴らしい味や色、形はもちろん、それを生み出す生産者の方々の熱意や真心でした。決して広くはない畑や土地でありながら、効率だけを求めるのではなく、一つ一つの野菜や果実にしっかりと向き合い、大切に育て消費者に届ける。そんな日本の丁寧な農業のあり方に、心を動かされたのです。

そして、そんな日本の農業から生まれた品々を、世界に発信するべく立ち上げたのが「Made in ピエール・エルメ」です。圧巻のディスプレイで、商品がずらりと並んでいます。特に注目したいのは、ピクルス、ドレッシング、ジンジャエール、日本の果物のおいしさが詰まったリンゴ、グレープ、トマトジュースのほか、オリジナルブレンドのお米まで揃ったグロッサリーシリーズです。まさに世界一のパティシエが認めた日本の最高の食のセレクションに出会うことができます。



野菜の美味しさを極めた品々
たとえば、愛媛県の農園「グッドモーニングファーム」とコラボして作られているピクルス。旬のとれたての愛媛産の野菜や果実を使用し、素材の美味しさを最大限に生かした優しい酸味が特徴。中が見えるガラス容器にこだわり、野菜のカットの仕方や並べ方も工夫し、見た目でも食材の美しさと美味しさが感じられるようにしています。
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愛媛野菜のミックスピクルスとグリル野菜ピクルス


「野菜で野菜を食べる」ことにこだわったドレッシングも人気。トマト、キャロット、ジンジャーの3つの味で、材料の野菜のほとんどを無農薬の高知産にこだわっています。中でも味わっていただきたいのが、ジンジャードレッシング。高知県は昔から有名な生姜の産地として知られており、ピエール・エルメ氏の舌を魅了した日本の生姜の味が、どんな野菜ともマッチし、その味を引き立ててくれます。

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トマト、キャロット、ジンジャー3種のドレッシング


また、高知産の生姜の中でも特に人気の「土佐山生姜」を使ったジンジャエール。収穫した生姜を地中の室(ムロ)の中で1年間熟成させた有機生姜から作られ、辛口と甘口があります。辛口は生姜と赤唐辛子のスパイスが効いており、甘口は同じ土佐山で採れた日本ミツバチのはちみつを加え、優しい口当たりになっています。

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ピエール・エルメ ジンジャエール 甘口/辛口


生産者が土地や作物と心を込めて向き合い、日本の四季と自然の中で大切に育てた旬の食材。ピエール・エルメ氏が「Made in ピエール・エルメ」で世界に届けたいのは、食材に込められた日本の心そのものなのかもしれません。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。3月9日は、翻訳家の松岡佑子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


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ショップ内観
Photo by KOZO TAKAYAMA


「Made in ピエール・エルメ 丸の内」
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル 二重橋スクエア1階
https://www.pierreherme.co.jp/ph/
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