あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2019.11.01

Botanical Goods34
りんごとお花のお菓子屋さん「アップル&ローゼス」のこだわりタルト

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信州・安曇野にある「アップル&ローゼス」は、りんごとお花のお菓子屋さん。そのお菓子作りの原点にあるのは、地元長野県の大自然が育んだりんごの美味しさを、もっと多くの人に知ってもらいたいというオーナーの呉羽英樹さんの思いです。

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今回は、信州りんごの美味しさと美しさにこだわった、「アップル&ローゼス」のタルトをご紹介します。



信州の自然が育むりんごの魅力
長野県北部、北信州の澄み渡る空気と豊かな水に恵まれた安曇野の地。「アップル&ローゼス」は、地元の農家の方たちが大切に育てたりんごを使い、その美味しさを生かしたお菓子を作っています。信州産のりんごを使って焼き上げたタルトは、どれも食べるのがもったいないぐらいの美しさです。

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畑に実る紅玉


「アップル&ローゼス」がりんごのお菓子専門店として長野県安曇野市にオープンしたのは2015年。長野県生まれのオーナー呉羽英樹さんは、「子供の頃からおやつといえば地元で採れたりんごだった」とおっしゃいます。毎日のようにその美味しさに触れて成長し、地元を離れても、りんごの味は生活に元気をくれ、故郷への思いを新たにしてくれる存在でした。東京で暮らし、また、世界中を旅する中で、人々がりんごの産地としてまずイメージするのは青森県であることに疑問を感じ、信州産のりんごの存在をもっと発信したい、と考えるようになっていったそうです。

甘くて瑞々しい信州のりんごの美味しさの秘密は自然環境です。清らかな水と豊かな土壌、1日の寒暖差や、山から吹く風がこの地の気の流れを良くして、りんごの美味しさを育んでいます。そして、農家の方々のたゆまぬ努力。美味しいりんごを実らせるために、畑の土づくりから仕事に励む姿を見た呉羽さんは、信州のりんごを大事にしなければと感じ、りんごのお菓子作りを考えつきます。

さらに、形が規定に合わないりんごは、市場に出て行くことはありませんが、お菓子に使えばそんなりんごの美味しさも余すところなく届けることができます。「長野にも美味しいりんごがあること、長野がフルーツ王国であることをもっと知ってもらいたい。地元の農家の方々と一体になって素晴らしいりんごを守り、その魅力を100%生かしたものを発信したい」。この思いが呉羽さんのりんごのお菓子作りの原点になったのです。

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信州・安曇野に広がるりんご畑




タルトで楽しむ信州産りんご
オープンしたお店には、「大切なひとへ贈る花束のように、心がこもったお菓子を届けたい」という思いから「アップル&ローゼス」と名づけました。そして、その名を象徴するお菓子が、りんごでばらの花をデザインした「アップル&ローゼスタルト」です。

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アップル&ローゼスタルト


使用するりんごは、信州産の「紅玉」と「ピンクレディー」の2種類。「紅玉」は信州を代表するりんごで、火を通すことによってより美味しく美しい色になります。最近では生産者が少なくなり希少になってきていますが、タルトの味の原点としてこだわっています。また「ピンクレディー」も、皮ごと食べても美味しい信州を代表するりんご。ほどよい酸味と香りの良さが特徴で、お菓子作りにも最適の品種です。シーズンによって「紅玉」と「ピンクレディー」を使い分け、1年を通じてもっともフレッシュで美味しいりんごの味が楽しめるように工夫しています。

また、りんごの赤い色合いの美しさも伝えたいと、皮の色を生かしてりんごを薄くスライスし、1枚1枚丁寧に並べてばらの花びらを形作っています。りんごのシャキッとした食感を残すため、スライスの幅を厳密に決め、火を入れています。ひとつのタルトに使うりんごのスライス数もばらの花の花びらと同じ数にしており、自然の美しさへのこだわりが込められています。

そのアップル&ローゼスタルトをブーケのようにアレンジしたのが「アップル&ローゼスタルト・ブーケ」。記念日、贈りもの、パーティーにもぴったりの華やかなタルトで、大小さまざまなりんごのばらの花がトッピングされています。

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アップル&ローゼスタルト・ブーケ


他にも、タルト生地にしっとりとしたアーモンドクリームを敷き、りんごのコンポートを組み合わせたシンプルなタルト「クラシックタルト」も人気です。りんごそのものの美味しさを味わっていただきたいと考え、よりシャキッとした食感を生かしてコンポートにし、皮つきのまま大ぶりにカットしています。こちらもシーズンにあわせて「紅玉」「ピンクレディー」の2種類のりんごを使用しています。

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クラシックタルト


実は、りんごはばら科の植物。それが、店名の「アップル&ローゼス」のもうひとつの意味です。お花として楽しむばら、果実を味わうりんご。りんごとばらは実は繋がっており、ともに古くから人々に愛され大切にされてきた存在。ばらと同じように、信州のりんごがいつまでも愛されるものであって欲しい、そんな思いも込められています。



アップル&ローゼスのショップが都内初出店
信州のりんごを使い、味わい深く華やかなお菓子を届ける「アップル&ローゼス」。その東京都内初めてのショップが11月1日、オープンしました。人気のアップル&ローゼスタルトはもちろん、世界と繋がる東京のショップにふさわしく、ニューヨークやパリの感覚を取り入れて新開発された信州りんごのスイーツにも出会うことができます。

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新開発のスイーツもならぶアップル&ローゼス新ショップ




TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 11月2日は、女優の戸田恵子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


apple & roses本店
長野県安曇野市穂高有明8150-1

apple & roses 東急フードショーエッジ店
東京都渋谷区渋谷二丁目24-12
渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン
1階Carat (カラット) 東急フードショーエッジ内

http://apple-roses.com/

2019.09.13

Botanical Goods33
美容と健康に、ボタニカルミルクの魅力

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今、アメリカやヨーロッパで、美容や健康に対して意識の高い女性から注目を集めているのが、穀物やナッツなどからできたボタニカルミルクです。栄養価が高く、身体にもいい効果が期待できるとあって、ライフスタイルに取り入れる方が増えています。

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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、美味しくて栄養豊富な、植物性のボタニカルミルクの魅力をご紹介します。



植物性のボタニカルミルクといえば、豆乳がおなじみですが、数年前に欧米でアーモンドミルクが大人気となってから、カシューナッツミルク、オーツミルク、ライスミルクなどが登場し、種類もとても豊富になりました。どれも栄養価が高くローカロリーということで、そのまま飲むのはもちろん、コーヒーに入れたり、牛乳の代わりに料理にも使えます。ニューヨークのスーパーマーケットやデリでは、牛乳や豆乳以上のスペースを割いて多くのボタニカルミルクが並んでいるほどです。

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ニューヨークのスーパーに並ぶボタニカルミルク



■アーモンドミルク
ボタニカルミルクの中でも最もポピュラーなのが、アーモンドミルクです。実はアーモンドミルクの歴史は古く、中世の時代から牛乳の代わりに飲まれたり、料理に使われたりしていました。貴族が好み、モーツアルトも当時のカフェで楽しんだのだそうです。

ビタミンEの効果で抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にもよいとされるアーモンド。そのまま食べるよりもミルクで摂るほうが吸収率が高く、手軽にいただけます。コレステロールがゼロで、豆乳よりもカロリーが低いことでも注目され、日本でも手にいれやすくなりました。

クセがないのでそのまま飲んでも、温めても美味しくいただけます。また、アーモンドに含まれるビタミンEは熱に強いので、カレーのルーやポタージュスープに加えるなど、牛乳の代わりに様々な料理に使えます。

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日本でも販売されているアーモンドミルク



■カシューナッツミルク
アーモンドミルクに続き、新たに注目されているナッツミルクが、カシューナッツミルクです。カロリー、コレステロールが低くて、ビタミンEが豊富。コップ一杯ほどで1日に必要なビタミンEを摂取でき、糖質も含まないので、シリアルやグラノーラにかけたり、フルーツや野菜と一緒にスムージーにするのもおすすめです。

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カシューナッツミルク

 

■オーツミルク
健康志向の高いニューヨークやヨーロッパのコーヒーショップでは、今コーヒーに入れるミルクと言えばオーツミルクです。オーツ麦で作ったオーツミルクは、食物繊維やカルシウム、ビタミンEが豊富。牛乳よりも低カロリーで泡立てしやすく、甘みも含んでいるので、ラテで大人気になっています。

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オーツミルク


「第三のミルク」として人気を集める、植物性のボタニカルミルク。種類も豊富になってきていますから、風味や特長にこだわって選び、毎日の生活に積極的に取り入れて楽しんではいかがでしょう。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 9月14日は、女優の渡辺真起子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。

2019.08.09

Botanical Goods32
森からのメッセージを楽しむ

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8月11日は「山の日」。山や自然の恵みへの感謝を込めて、山や森の生命を感じさせてくれるアートやお茶を楽しんでみませんか。自然や樹木を愛する人たちのメッセージが感じられるはずです。

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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、山や自然を愛する人たちのプロジェクト「yaso -ヤソ-」が発信する森の恵みをご紹介します。



森のかけらに宿る自然の生命
花や植物、樹木など多くの生命を育む森。そんな森に足を踏み入れると、清々しい空気や木々から放たれる自然のエネルギーに癒されます。「yaso」は、長野で森を仕事場にする人々と、デザインの専門家が共同で活動するプロジェクトです。「山や森に携わる仕事を通して感じる植物の存在感を、多くの人と分かち合うことができないか」という思いから始まりました。

「yaso」には、人と樹木、街と森をつなぐ活動を通じ、自然から生み出された樹木や草本の生命の輝きを、多くの人に届けたいという思いが込められています。山々を巡る日々の中で出会った木々の葉や実といった「森のかけら」を、標本オブジェのようなアート作品にしたのが「yaso box」です。

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クロモジの葉(左)・チョウセンゴヨウマツ(右)


クロモジ、マツ、シダなど、季節ごとに森を彩る「森のかけら」が、森の妖精のように見えてきます。葉や実をあしらった作品には、自然だけが作り出すことができる造形の美しさが輝いています。作品はツリーケアの仕事の中で見つけた木の実や枝を採取して作るため、すべて一点もの。山仕事での新たな出会いが、次の作品を生み出します。

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シダ(左)・ヨウシュヤマゴボウ(右)




山の恵みをお茶で味わう
日本の森に広く分布し、どこの里山でも目にするのが「赤松」です。その葉は細く柔らかく、古くから生薬や漢方、健康茶として用いられてきました。この赤松の葉に、ほうじ茶やペパーミント、ジンジャーレモンなど、独自のブレンドを加えて生まれたのが「yaso 赤松茶」です。どれもが優しく爽やかな香りと味で、森の空気に包まれたかのような気持ちにしてくれます。ちょっと一息ついてリラックスしたい時、山の清々しい空気を感じたい時におすすめです。

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yaso 赤松茶ペパーミントブレンド


森に生まれた生命の輝きを届ける「yaso box」。森の恵みをお茶で味わう「yaso赤松茶」。自然から生まれた宝物を楽しんで、遥かな山や森を身近に感じてはいかがでしょうか。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 8月10日は、歌手の渡辺美里さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


yaso
https://www.yaso.jp

2019.07.12

Botanical Goods31
アンティーク感覚のボタニカルプレート、ジョン・デリアン・コレクション

  • BotanicalGoods
ニューヨークで人気を集める、ジョン・デリアンのボタニカルプレート。「デコパージュ」と呼ばれるイタリアの古いガラス細工技法を用いて、花や植物、果実などが生き生きと色彩豊かに描かれています。

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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、ニューヨーク発、ジョン・デリアンのコレクションをご紹介します。



ジョン・デリアン・コレクションとは
ジョン・デリアンは、ニューヨークを代表するデザイナー。古い図鑑や本の挿絵の図柄を切り取り、ガラスに張り付けるというイタリアのガラス細工技法「デコパージュ」を用い、数々の作品を生み出してきました。ニューヨーク、マンハッタンのイーストビレッジにあるオリジナルショップ「JOHN DERIAN COMPANY」には、そんなコレクションがところ狭しと並べられています。

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JOHN DERIAN COMPANY(ニューヨーク)の店内


図柄を丁寧に1点1点ガラスに貼り付けて、ハンドメイドで作成された飾り皿やペーパーウェイト。年2回発表される新作のコレクションには世界中から注目が集まっています。



時を超えて蘇るボタニカルイメージ
ジョン・デリアン・コレクションの中でも特に、ニューヨークで人気を集めているのが、花や植物柄をデザインしたガラスプレートです。その原点は1983年。マサチューセッツ州のフリーマーケットで、ジョン・デリアンがアンティークの箱と出会ったことから始まりました。偶然彼が見つけた古びた箱の中には、古い書籍と花の挿絵が印刷された2枚の紙が入っていました。その紙を見た途端、彼は深い感銘を覚えたそうです。「この花の挿絵は時を経てもなぜ、こんなに色鮮やかで人を魅了するのだろう?」。かつて古人が、自然から得た感動から描いた図柄や絵が、時を経てジョン・デリアンに新たな創作の意欲をもたらしたのです。

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ジョン・デリアンのボタニカルなガラスプレート


古い本の挿絵から生まれたガラスプレートの花や植物は、時を超えて、それを手にした人に語りかけてきます。ジョン・デリアンがフリーマーケットで最初に感じた感動が、そのまま伝わってくるかのようです。その人気はニューヨークにとどまることなく、世界中で愛されています。

壁や棚に飾ると、まるで美術品のようにインテリアをランクアップ。アクセサリーなどの小物入れに使っても、気分があがります。商品の一部は表参道のショップや同社の通販サイトで購入可能。まずは1枚、手にしてみてはいかがでしょうか。

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H.P.DECO (表参道店)のディスプレイ



TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 7月13日は、女優の西田尚美さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


H.P.DECO
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-2-11
http://www.hpdeco.com/

H.P.FRANCE公式サイト
https://www.hpfrance.com/brand/johnderian?bc=415
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