あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2019.07.26

Herbal Life39
フレッシュグリーンで夏を涼しく

  • HerbalLife
この夏、目にも優しく涼しげな緑の葉ものをお部屋に飾ってみませんか。香りも爽やかなフレッシュグリーンは、そのままでもリースにしても、涼やかな時間を過ごすことができます。

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今回のハーバルライフは、夏におすすめのフレッシュグリーンの魅力を、緑の居場所デザインの市村美佳子さんに教えていただきます。



夏を涼しく。フレッシュグリーンの魅力
強い日差しが照りつける夏も、ちょっと緑の木陰があるとホッとするものです。緑の色には、安心感をもたらし、心を穏やかにしてくれる効果があると言われています。この時期は、お部屋にもフレッシュグリーンを飾って、その色や香りで自然の癒しの効果を取り入れてはいかがでしょう。この時期に手に入れやすいおすすめのグリーンは、ユーカリです。ユーカリにはたくさんの種類があり、葉の色や形も様々なので、選ぶだけでも楽しくなります。生の状態でも香りが良く、乾燥しても香りが続くので、ドライフラワーにして飾るのにも適した花材です。お部屋を涼しげな印象にしてくれます。

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ユーカリのガラス花瓶アレンジ


また、ゼラニウムは綺麗な花を咲かせる観葉植物として人気のある植物ですが、その鮮やかな緑の葉も魅力的です。独特の香りとともに夏の厳しい暑さを和らげてくれますよ。

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ゼラニウムの葉のガラス花瓶アレンジ


続いてホワイトセージ。ホワイトセージはネイティブインディアンが清めのために使ったとされていて、独特の香りと、シルバーがかった葉の色が、見た目も涼しく爽やかな気分にしてくれます。

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ホワイトセージのガラス花瓶アレンジ




リースで飾るフレッシュグリーン
フレッシュグリーンは、ガラスの花器に飾ってもお部屋を涼しくしてくれますが、もう一つのおすすめの飾り方がリースです。緑の枝もののリースは日持ちが良く、飾ったままで綺麗なドライになり、2〜3ヶ月は楽しむことができます。ユーカリだけのリースなら、道具がなくても簡単につくれますよ。

■ユーカリリースの作りかた
花材は生の状態で作業しましょう。ドライになってから曲げたり、絡めたりすると、ポキポキ折れてしまいます。フレッシュなユーカリの枝は弾力性があるので、手で簡単に曲げられます。

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丁寧に曲げたら端を手で固定して、枝と枝を絡ませ、広がらないようにしてゆきます。

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輪になったユーカリの枝に別の枝を何重にも絡ませて、葉を増やしてゆきます。

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しっかり葉が増えてリース状になったら、余分な葉や枝を切って形を整えれば出来上がりです。

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リースができたら、紐をつけて室内の壁に飾りましょう。ユーカリは徐々にドライになるため、ドアの開け閉めの風や衝撃で乾いた葉がパラパラと散ってしまわないよう、吊り下げる場所に注意すれば長く楽しめます。夏は暑さでお花も傷みやすく種類も限られます。日持ちもよく、グリーンの視覚効果が癒しも届けてくれる葉ものをお部屋に飾って、夏を快適に過ごしましょう。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 7月27日は、歌手の渡辺美里さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


市村美佳子(緑の居場所デザイン)
http://www.midorinoibasho.jp/

2019.07.05

Monthly Flower8
7月の花 かすみ草

  • MonthlyFlower
アレンジの脇役というイメージの強いかすみ草ですが、最近ではかすみ草だけのブーケやアレンジが結婚式やディスプレイで人気となっています。生花やドライにして、その魅力を多彩に楽しんではいかがでしょう。

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毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月は、初夏に小さな白い花を無数に咲かせるかすみ草のアレンジをご紹介します。



かすみ草オンリーの生花アレンジ
清楚で小さな白い花、かすみ草。7月7日の七夕は「かすみ草の日」なのをご存知ですか。小さな白い花が夜空に煌めく無数の星に似ていて、それが天の川をイメージさせることから、この記念日が生まれました。かすみ草は、ヨーロッパから西アジアの原産で、日本には明治後期から大正初期に持ち込まれました。無数に咲く白い花が春の霞に似ていることから、かすみ草と名付けられたのだそうです。

英語の名前は「Baby's breath(赤ちゃんの吐息)」。花言葉も「清らかな心」「無邪気」であり、かすみ草には誰もが清々しさを感じます。地場の花の開花期は6月からと、まさに初夏を飾る花。かすみ草はどんな花とも相性が良く、アレンジの脇役に使われることが多いですが、旬のこの時期には、かすみ草オンリーのアレンジはいかがでしょう。できるだけさりげない形の花器やガラスの器に、たっぷりの水で飾るのがおすすめです。夜、お部屋に帰った時、まるでお部屋の中のミルキーウェイのような雰囲気が楽しめますよ。

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かすみ草オンリーの生花アレンジ




かすみ草のドライフラワーアレンジ
かすみ草はとてもドライにしやすい花で、ドライにした後も生花さながらの色や姿が楽しめます。水気を切って麻ひもで縛り、壁やドアに吊るしておけば10日ほどでドライフラワーになります。

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かすみ草は吊るしてドライフラワーに



お気に入りの容器に入れて飾るのはもちろんですが、少し工夫すれば、素敵なインテリアになります。まずは、ドライフラワーにしたかすみ草を短くカットして、お気に入りのフレームにテープで留めたフレームアレンジ。写真と並べて棚に置いたり、絵と一緒に壁に掛けたりして飾りましょう。

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かすみ草のドライフラワー フレームアレンジ



また、ドライフラワーにしたかすみ草をカットし、ハーバリウム用の小瓶に詰めるだけで、おしゃれに。小ぶりなサイズの瓶は、どこにでも置けますし、複数並べてもインテリアとして引き立ちます。

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かすみ草のドライフラワー ガラス瓶アレンジ



お花屋さんでいつも見かけるかすみ草ですが、実は多種多様なものが1年中入れ替わり育てられているそうです。小さな花の表情に気を配ると、種類によって大きさや色も微妙に違うことに気づかされます。アレンジやドライフラワーで、愛らしいかすみ草をもっと身近に感じてみませんか。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 7月6日は、女優の西田尚美さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。

2019.06.07

Monthly Flower7
6月の花 ユリ

  • MonthlyFlower
華麗で大きな花をつけるユリ。早いものでは5月から、多くは6月から7月にかけて開花時期を迎えます。細長い茎についた大きな花が風に揺れる姿から「揺すり」と言われ、そこから「ユリ」という名が付けられたそうです。

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毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月は、エレガントで大きな花を咲かせるユリの魅力とアレンジをご紹介します。


ユリと人、ユリと日本の絆
風で優雅に揺れる姿が美しいことから、ユリは日本では女性が美しく歩く姿に例えられます。赤、ピンク、オレンジ、黄、白など多彩な色や模様が楽しめ、香りも甘く優しいことから、ギフトやブーケなどにとても人気のある花です。世界では原種が100種類もあると言われ、日本ではヤマユリ、ササユリ、テッポウユリなど15種類が自生し、古くから愛されてきました。植物学的にも日本には美しいユリが多いとされ、庭に植えたり、鉢植え、切り花や、ユリ根などの食用に至るまで、生活や文化と強い絆で結ばれている花です。


様々に楽しめるユリのアレンジ
数多いユリの中でも「ユリの女王」と呼ばれているのが、大きく開く白い花と美しい蕾が特徴的な「カサブランカ」。カサブランカには花弁の斑点がほぼなく、白さが際立っていて、豪華でかつ気品ある雰囲気を持っています。カサブランカの花言葉は「威厳」「純潔」「高貴」。さらに白いユリは、聖母マリアの象徴ともされています。その真っ白のカサブランカを、たっぷりと大きめの花瓶にアレンジしてはいかがでしょう。

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ユリの女王、カサブランカのアレンジ


白と並んで人気があるのがピンクのユリです。日本にルーツを持つオリエンタルユリの一種「コンパニオン」は、桜のようなピンク色と甘い香りが人気の品種。すらりと伸びた茎も見えるよう、ガラスの花瓶にたっぷり水を張ってアレンジしてはいかがでしょう。1本でも凛としたユリの存在感が魅力的です。

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ピンクのユリのシンプルアレンジ


アレンジには蕾も入れると、時間を経て徐々に花が咲き、その変化が楽しめます。蕾は順番に咲きますが、咲ききった花を落としてやると蕾に栄養がよく行き渡り、しっかりとした花が咲きます。また、緑の葉はできるだけ残してアレンジしましょう。葉の部分で光合成が行われるので、より長く楽しむことができます。

また、ユリを飾る時に注意したいのが「花粉」。お花屋さんで開花したユリの花粉は取ってくれますが、自宅で蕾が開いた時は、花粉が触れたものに付きやすいので、注意が必要です。開花したら花粉を取っておくようにしましょう。ユリのアレンジで、憂鬱な梅雨の時期もぱっと明るい気分で過ごしてください。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。6月8日は、小説家の朱野帰子さん(『わたし、定時で帰ります。』の著者)を迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。

2019.05.31

Herbal Life38
お部屋で南国気分を楽しむ、トロピカルプランツの魅力

  • HerbalLife
すっきりしない梅雨の季節も目前ですが、お部屋で南国気分を味わえるトロピカルプランツを楽しんでみませんか。その元気な姿が自然のエネルギーを届けてくれます。

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今回のハーバルライフは、トロピカルプランツの魅力と楽しみ方を、京都のプランツショップ「COTOHA GREEN & ANTIQUE」の谷奥俊夫さんに教えていただきます。



ユニークな姿と癒しのエネルギー、サボテンの魅力
京都の二条城近くにある町屋のショップで、トロピカルプランツを中心に観葉植物やテラリウムを豊富に揃えているのが、「COTOHA GREEN & ANTIQUE」。沖縄などから仕入れた植物を中心に、まるで南国の植物園のようです。中でも人気を集めているのが、ショップ内の日当たりの良い窓辺に並べられた個性的なサボテン。アメリカ中南部、メキシコが原産で、乾燥地帯や高山など他の植物が育ちにくい環境でも、身体の中に地中の栄養分をしっかり蓄えて成長します。筒状のふっくらとした茎や、針のように退化した葉の部分は、ユニークな進化の姿ですが、その愛らしさには誰もがつい惹かれてしまいます。

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接木サボテン(左)とサボテン(右)


サボテンには、あまり水をやらなくても良いという印象がありますが、実は水が大好き。でも、水やりの後、余分な水が鉢の中に残って根腐れを起こさないように、水はけには十分に注意しましょう。サボテンは砂や砂利で育っていますから、家庭で育てる場合も同じ水はけの良い土壌が求められます。サボテンが好む環境を鉢の中に作ってあげれば、元気な姿を長く楽しむことができます。

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アズレウス(左)と老楽(右)



ガラスの中の植物園、テラリウムの魅力
テラリウムとは、透明なガラス容器などで植物を育てること。19世紀に開発された植物を育てる方法で、南国から珍しい植物をヨーロッパに持ち帰るときに、この方法で運んだとされています。フラスコ型のガラス容器の蓋を密閉したり開放したりして温度や湿度を調整し、南国に近い自然環境を作ります。適度な湿度と水分で光合成が活発に行われ、植物たちを元気に育みます。

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フラスコ型ガラス容器のテラリウム


テラリウムで植物を育てる際、もっとも大事なのが湿度。「COTOHA GREEN & ANTIQUE」では、普通の園芸用の土ではなく、より自然の土壌に近いセラミック用土を使い、植物により優しい環境をガラス容器の中に作り出しています。セラミック用土は水はけが良く、空気もしっかりと行き渡るため、根の部分が元気になるのです。

サボテンやテラリウムを楽しむには、できるだけお部屋の中に本来の自然環境を作ってあげることが大切です。人間と同じように植物も、急な環境の変化にはストレスを感じるそうです。購入したら、ショップとお部屋の環境の変化に植物が対応する2、3週間は、できるだけ注意深く観察してください。植物の置き場所も、ここと決めたらできるだけ移動させずに育てましょう。愛らしい姿を長く楽しんでください。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。6月1日は、小説家の朱野帰子さん(『わたし、定時で帰ります。』の著者)を迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


京都 COTOHA GREEN & ANTIQUE 
沖縄産観葉植物を中心に、南国の植物の魅力を京都の町屋で発信。京都の中心部の路地裏の植物ショップには沖縄から買い付けた観葉植物が並ぶ。
http://www.cotoha.me
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