あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2020.01.10

Herbal Life45
和の心で、新しい一年の始まりを祝う

  • HerbalLife
新年は、和の心を取り入れやすい季節です。たとえ野の花でも、しつらえ次第で祝いの心が表現できます。

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今回のハーバルライフは1年の始まりに、和の心で祝う植物のしつらえや、喜びによりそう和の品々をご紹介します。



植物で伝える祝いの心と感謝の心
日本の野山の趣や和の心を大切にしながら、花や植物の新しい価値や魅力を伝える京都のお花屋さん「みたて」。店内では、日本人の季節感や美意識を基本にしたアレンジに出会うことができます。どれもが、花や植物が教えてくれる自然の素晴らしさや季節の移ろいを大切に作られています。たとえば、1年の始まりであるお正月の祝いの作品には、門松に代表される松を独自にデザイン。松は真冬の時期でもその緑が失われないことから、長寿を思い起こさせ、縁起の良い植物とされてきました。平安時代にその習慣が始まったという門松の意味を伝えながら、1年の幸福を願う作品に仕上げたのです。

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みたて 門松  撮影:Kazuya Sudo (discovery go)


また、松への特別な思いを込め、この時期の自然の風景をイメージした季節の木箱「敷松葉」もお目見えします。枝から落ちた松葉が茶色に色を変え積み重なると、地面にある苔や松の根を冬の寒さから守る存在になります。そんな茶色の松葉を散らし、京の冬の庭の景色を木箱の中にイメージしたのが「敷松葉」です。木箱の中に敷き詰めた常緑の苔の上に、赤い南天と茶色の松葉を散らして、冬の風情が再現されています。

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みたて 京の木箱 敷松葉  撮影:Kazuya Sudo (discovery go)
 

「敷松葉」をお部屋に置けば、植物を介して一年の始まりがより豊かなものになります。また、1月は長寿や縁起の良さを思い起こさせる松の枝を、お気に入りの花瓶に挿すだけでも、祝いの気持ちを表現することができます。あなたなりのアレンジで新年を祝ってみませんか。



喜びの心に寄り添う和の小物
新たな年を迎え、身の回りの小物も和のしつらえで揃えてみてはいかがでしょう。花や植物をモチーフにしたデザインの小物を手元に置くことで、新たな1年の始まりを感じることができます。

たとえば、鳩居堂の「花の文香(ふみこう)」と「花ふみか」は、見た目と香りの両方で、和の心に触れることができます。1663年、江戸・寛文3年に京都の寺町で創業した鳩居堂は、創業当初は漢方薬や薬の原材料を扱う「薬種商」でしたが、やがて薫香や線香作りも手がけるようになります。その伝統の調香法を生かして作られたお香が「花の文香」と「花ふみか」です。季節ごとの日本の草花を和紙に版画で刷り、その中に天然の香木を細かく刻んだものを和紙で包んで忍ばせています。手紙や贈りものに添えたり、引き出しに忍ばせたり、和のたしなみを手軽に取り入れることができます。

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鳩居堂 花の文香 花ふみか


友禅「縮み小銭入れ」と「福々小箱」も和紙の柔らかな手触りと、西陣織をモチーフにした温かみのある花柄が楽しめます。

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友禅 縮み小銭入れ 福々小箱


また、新年に新調するノートも、日本伝統の美意識で花や植物をデザインした、鳩居堂オリジナル「マル鳩(キュー)ノート」がおすすめです。表紙には京千代紙を使用。手に取るたびに、和のたしなみに触れる生活を新たな気持ちで始めることができます。

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鳩居堂 マル鳩ノート 梅鉢


1年の始まりのご挨拶にうかがう時にも、和の心を大切にしてはいかがでしょう。お彼岸にお供えする「おはぎ」は、小豆の赤い色に魔除けの効果があると伝えられ、感謝の心を伝えるお供えものとしての歴史を持っています。手土産におすすめなのが、おはぎを花のようにデザインした「花のおはぎ」。タケノとおはぎの「花のおはぎ」は、見た目もフラワーボックスそのもの。ばらをモチーフにしたおはぎが並び、和菓子の常識にとらわれない世界を楽しめます。1日7種類だけ作られる日替わりのおはぎは、1年の日々のように一期一会の喜びと大切さを伝えてくれています。

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タケノとおはぎ 花のおはぎ



和の心で歩み始める新しい一年。花や植物とともに暮らす喜びを感じながら、1日1日を大切に過ごしたいですね。



TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 1月11日は、ヴァイオリニストの川井郁子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


花屋 みたて hanaya-mitate.com
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写真集 みたての正月 (企画制作・撮影 discovery go)

鳩居堂 kyukyodo.co.jp
タケノとおはぎ instagram.com/takeno_to_ohagi/

2019.10.18

Herbal Life44
水耕栽培で楽しむ球根植物の世界

  • HerbalLife
ヒヤシンスやスイセン、クロッカスにムスカリなど、水だけで色あざやかな花を咲かせる植物たち。球根植物の水耕栽培は、美しい花だけでなく、ガラス容器越しに根や茎が伸びる姿を楽しむことができます。生命の神秘を間近で感じる水耕栽培に、この秋チャレンジしてみてはいかがでしょう。

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今回のハーバルライフは、お部屋の中で楽しめる球根植物の水耕栽培を、東京・自由が丘のグリーンデザインショップ「BROCANTE」の松田行弘さんに教えていただきます。



鮮やかな花を咲かせる、球根植物の魅力
水と容器だけで手軽にできる球根植物の水耕栽培。子供の頃、楽しんだ方もいらっしゃると思います。球根はその中にたっぷりと栄養を蓄えているため、水だけで成長し、土を使わないので室内でも簡単に栽培できます。秋植え球根の多くは、温暖で夏に乾季がある地中海沿岸地域が原産です。日本の秋から春にかけての気候サイクルがそれと同じであるため、秋は球根栽培を始める絶好のチャンスです。

9月後半からホームセンターや園芸店には秋植えの球根がたくさん入荷し、ネット専門店でも品揃えが豊富になります。松田さんのグリーンデザインショップ「BROCANTE」にも、秋になると愛らしい球根が並び、手に取ると小さなひとつひとつから生命のエネルギーを感じることができるそうです。球根さえ手に入れれば、誰でも手軽に始められる水耕栽培で、小さな塊が綺麗な花に変わる喜びを体験しませんか。



手軽に始められる球根植物の水耕栽培
まず、球根と容器を準備します。球根を購入したら、暑さの残る時期は新聞紙に包んで冷暗所や冷蔵庫の野菜室に保管し、10月中旬以降、気温が下がってきたら取り出します。容器は根の成長が見えるガラス製のものを用意しましょう。上部に球根を乗せるくびれが付いた専用のものもありますが、家庭にあるガラスの花瓶やコップ状のものでも大丈夫です。

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次に容器に水を入れます。球根の下の部分がわずかに水に浸かる程度に調整し、球根本体が水に浸からないように注意してください。お手持ちのガラス容器を使う場合は、砂利やビー玉を入れた上に球根を乗せるなど工夫しましょう。

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例えば、そのままでは広くて球根が乗せられない花瓶やコップの口の上に、細い木の枝を紐で結んで三角形の土台を作って乗せてもよいでしょう。

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枝をカットし、紐で固定
null器の口に土台を乗せ球根を置く


そして、根が出るまでは暗くて涼しい場所を選んで置き、芽が出て葉が伸びてきたら部屋の明るい場所や窓辺に移してやります。ただし、暖房が直接当たる場所は避け、1週間か10日ごとに水替えを行います。

リビングのテーブルや棚の上などで、根や茎や葉などを伸ばす植物たち。やがて花が咲くまでの過程や植物の造形の美しさを、身近に楽しむことができますよ。




魔法のように花を咲かせる 魅惑の球根植物
秋から冬に成長し、開花とともに一足早い春を先取りできる水耕栽培。おすすめの秋植え球根植物を松田さんに選んでいただきました。まず、ヒヤシンス。ヒヤシンスは地中海沿岸からヨーロッパに伝わった花で、水耕栽培での育て方も18世紀の初め頃から知られていました。寒い冬にも花を楽しめることから、クリスマスに女性の服を飾る花としても愛されています。花の色も豊富で、香りも楽しめます。
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ヒヤシンス


ムスカリは可憐な姿の花を咲かせますが、非常に丈夫で、初心者でも育てやすい球根植物です。ぶどうの房に似ていることから、イギリスでは「グレープヒヤシンス」と呼ばれています。小さく可憐な花は、一足早く春の野の景色をお部屋に届けてくれます。

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ムスカリ


人気の球根植物の代表がチューリップ。春にはたくさんの露地ものが花を付けますが、水耕栽培も品種によっては可能です。10月に育て始めれば、3月から5月に花を咲かせます。スイセンも同じく秋植え球根。香りが良くこちらも水耕栽培で人気の花で、10月に育て始めれば、2月から4月に開花します。また、庭で育てて花を咲かせたチューリップやスイセンも、切り花にしないで根ごと土からそのまま掘り出し、水で根をしっかり洗って、ガラス容器に活けることもできます。根の部分を水に浸けることで、切り花より花と香りを長く楽しめます。

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チューリップと水仙


未来に向けて命を繋げようとする植物の力強いエネルギーが蓄えられた球根。「そんな植物と人との関わりをもっと応援したい」と、松田さんはおっしゃいます。「球根の水耕栽培の魅力は何より手軽にできるということと、自然界の営みを日々リビングで観察できるということです。生活に密着し、植物でお部屋を彩る楽しさを感じていただければ」。それが松田さんの「BROCANTE」から発信する思いです。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 10月19日は、女優の戸田恵子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


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松田行弘
東京都出身。造園会社勤務を経て独立し、庭のプランニングと施工を行う。自由が丘に庭のデザインとアンティーク家具や雑貨を扱う「BROCANTE」を開く。著書に『緑と暮らせば』(グラフィック社)、『バルバス・プランツ 球根植物の愉しみ』(パイ インターナショナル)など。
http://www.brocante-jp.biz

全写真:『バルバス・プランツ 球根植物の愉しみ』(パイ インターナショナル)より  撮影:平沢千秋

2019.10.04

Herbal Life43
自分に合ったハーブをみつけて、もっとハーブを楽しむ

  • HerbalLife
ボタニカルな香りや味わいが、魅力的なハーブ。でも、その種類は多く特長も様々なため、自分の好みやライフスタイルにぴったり合ったハーブがみつからない、という方も多いのではないでしょうか。「ハーブの研究室」というブランド名を持つ「Herb Laboratory」は、日々の暮らしに寄り添うハーブをテーマに、ハーブの魅力を発信。自分に合ったハーブがきっとみつかります。

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今回のハーバルライフは、毎日の生活時間や気分に合わせて選べるハーブをご紹介します。



時間帯に合わせて、毎日の生活に寄り添うハーブ
ハーブは決して特別なものではなく、普段の生活に気軽に取り入れ、楽しめるものであってほしい。「Herb Laboratory」ではそんな思いを込めて、様々な形でハーブの魅力を発信しています。その一つが1日24時間、生活時間帯に合わせて楽しめる「24/7 Herb Tea」です。

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24/7 Herb Tea


それは、朝ごはんや夕食時、昼下がりのリラックスタイム、そして1日を締めくくるお休み前のひととき。1日の時間帯それぞれに合わせて4つのフレーバーを選ぶことができます。時間帯に合わせ、ハーブティーを淹れた時の色合いにもこだわり、みた目でも心と身体を元気にしたり、リラックスさせてくれます。まさに五感で楽しむハーブの力ですね。

たとえば、1日の始まり、元気の素となるのが朝ごはん。その朝ごはんがおいしくなるようにとブレンドされているのが、「朝ごはんの〆」です。すっきりとした飲み口のペパーミントと国産の釜炒り緑茶が、和洋どちらの朝食メニューにも合うように工夫されています。ペパーミントはお腹の調子を整える効果も知られていますので、1日を気持ちよくスタートできますね。

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そして、お休み前の穏やかなひと時に寄り添ってくれるのが「夜半のひととき」。国産のマルベリー(桑の葉)とカモミールのやさしい香りと甘い口当たりは、心を落ち着かせてくれます。桑の葉は日本でも古くから薬草として知られていて、ビタミンやカルシウムも豊富です。

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他にも、昼下がりのひとときの気分転換におすすめな「昼下がりの風」は、爽やかな風のように軽やかな気持ちにしてくれるレモングラスと国産の深蒸し緑茶をブレンド。夕食の時間をより華やかにしてくれる「華やぐ夕べ」は、濃厚な色と香りのルイボスとローズヒップが、優雅なカクテル感覚で楽しめるようにブレンドされています。

「Herb Laboratory」では丁寧に有機栽培されたハーブにもこだわっているので、どれもが自然の味わいで優しいエネルギーに溢れています。まずは生活時間帯に合ったハーブティーを選んでみることで、ハーブを楽しむ生活を始めてみませんか。



ハーブをかけたり、溶かしたり。食卓でもっとハーブを楽しむ。
香り豊かなハーブは、ハーブティーだけでなく、毎日の食事のメニューに加えても楽しめます。ドライハーブならとても手軽に、レシピにプラス可能です。たとえば、「Herb Laboratory」の「かけるハーブ」は有機ドライハーブを粉末にし、独自に味付けしたもの。サラダやメインディッシュ、スイーツにと、調味料感覚で味や香りを楽しめます。

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かけるハーブ


ローズヒップとローズペダルに自然な甘さのてんさい含蜜糖を合わせた「かけるハーブローズヒップ(SWEET& HERB)」は、ほんのりとした甘酸っぱさを楽しめます。ヨーグルトにかけたり、ケーキの生地に練りこんだり、見た目も華やかにスイーツがグレードアップします。

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また、「かけるハーブカカオニブ(SWEET& HERB)」は、カカオニブ、カルダモン、キャラウエイをミックスしたやさしいチョコレート風味。トーストにかけると、いつものトーストがランクアップ。お菓子作りにもおすすめです。

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ちょっと酸味のある「かけるハーブハイビスカス(DASHI & HERB)」は、おにぎりやサラダに。鮮やかな色で食卓を華やかにしてくれます。ビタミンCも豊富で疲労回復効果も期待できます。

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マルベリー(桑の葉)とジンジャーをミックスした「かけるハーブマルベリージンジャー(DASHI & HERB)」や、「かけるハーブ釜炒り緑茶(DASHI & HERB)」も試してみたいですね。



さらに、ハーブティーや紅茶、コーヒーなどにプラスしたいハーブシュガーが、「とかすハーブ」です。やさしい味わいの甜菜糖(植物由来の甘味)を使い、ローズヒップやシナモン、ジンジャーなどハーブそのものをコーティング。カップの中に入れて溶かせば、自然の甘みとハーブのフレーバーが広がります。

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とかすハーブ


「とかすハーブシナモン」は、コーヒーや紅茶と相性がよく、リフレッシュ効果を高めてくれます。また身体を温め、むくみ解消も期待できますので、いつも用意しておきたい一品です。

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「とかすハーブジンジャー」は、紅茶におすすめ。生姜フレーバーで身体が温まるため、これから気温が下がる時期、紅茶に添えてお客さまにお出しすれば、心配りに喜んでいただけるのではないでしょうか。

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「有機栽培で丁寧に育てられたハーブの持つまろやかで優しい味わい。そんな自然が生み出す魔法のような美味しさを、毎日の生活に手軽に取り入れられたら」。そんな思いから生まれた「Herb Laboratory」が提案するハーブのある暮らし。まずは、一つでも、食卓に取り入れてみませんか。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 10月5日は、女優の渡辺真起子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


Herb Laboratory http://herblaboratory.co.jp

2019.09.27

Herbal Life42
覚えて楽しむ秋の七草のアレンジ

  • HerbalLife
無病息災を祈って食する「春の七草」があるように、秋にも七草があるのをご存知ですか。春の七草とは違い、秋の七草は食するのではなく、その姿を鑑賞して楽しむものです。日々、深まりゆく秋の季節を秋の七草とともに楽しんではいかがでしょう。

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今回のハーバルライフは、秋の七草とそのアレンジをご紹介します。



秋の七草とは
秋の七草は、万葉集に収められている奈良時代の歌人、山上憶良の以下の2首から生まれたとされています。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

ひとつめの歌で「秋の野に咲く草花を数えると7種類ある」と詠み、ふたつめの歌では、その7種類とは「萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、朝貌(あさがお)」であると詠んでいます。ただし「朝貌」は、現在では「桔梗(ききょう)」のことであるとされています。


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萩(はぎ)は秋を代表する花。お彼岸にお供えする「おはぎ」の由来にもなっています。


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尾花(おばな)は「すすき」のこと。すすきの穂が動物の尾に似ていることから、名付けられたと言われています。

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葛(くず)は、古くから日本人の生活に欠かせない植物。葛の根を乾燥させた「葛根(かっこん)」は漢方薬にも使用されています。

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撫子(なでしこ)は、美しい日本女性「大和撫子」でもおなじみ。清楚で可憐な淡紅色の花を咲かせます。


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女郎花(おみなえし)も、優雅で美しい花として古くから人々に親しまれています。


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藤袴(ふじばかま)は、その香りの良さから、湯に入れたり洗髪などに使われたほか、薬草としても活用されてきました。

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桔梗(ききょう)は、その美しさから家紋にも用いられた花。かつては喉の薬としても使われ、人々の生活によりそってきました。



どれもが魅力的な秋の七草。「ハギ・キキョウ、クズ・フジバカマ、オミナエシ、オバナ・ナデシコ」の順で、口ずさむことが覚える秘訣だそうです。



秋の七草をお部屋で楽しむ
秋の七草は、すべてが一斉にお花屋さんに並ぶことはなかなかないそうですが、覚えておくと、お花屋さんに立ち寄った時に見つけることができるかもしれません。花器に活けて、秋の風情を楽しみましょう。

たとえば、小さく可憐な黄色い花を咲かせる女郎花と藤袴のアレンジは、秋の野の風情を感じさせてくれます。女郎花も藤袴も日持ちがよく、藤袴は日にちが経つにつれて、花先が薄くピンクに色づいてゆく変化を楽しむことができます。

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女郎花と藤袴のアレンジ


可憐な薄紅色の撫子を備前の花器にアレンジ。撫子は水換えをしっかり行えば持ちがよく、蕾が次々に花を咲かせてゆくのを楽しめます。咲ききった花を順次取り除けば、次に開く花がより元気に咲いてくれます。

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撫子のアレンジ


秋は、長雨や気温の変化などで季節が早く進み、木々や植物も日々表情を変えてゆきます。和歌に詠まれた古の秋の風情と日本の美を、秋の七草とともにお部屋で楽しんでください。


TOKYO FM「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。 9月28日は、女優の渡辺真起子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。
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