新曲の好きなところ / 京都府の茄子の煮浸し-(40) -男性
今回の新曲で好きなところは、まるでエッセイの一文を切り取ったようなシンプルなAメロのあとに再びイントロのポップなメロディがイントロとは異なるベースラインの上で繰り返されるところです。情景が変わり、まるで季節が移り変わるときの寂しさのような感情がフッと入り込んできて、懐かしさの中に新しさを感じました。
またDメロでは、一気にブワァーっと景色が広がって、まるで小高い丘の上に咲いている桜の花びらが青空の下、風に舞っている中で、静かに街を見下ろしているような感覚になりました。緩急自在の弘さんのドラムも素敵です。
ティザーで聴いた時は、サビの最後?“…I’m coming (?)”のように歌っておられると思いきや、何と中国の四字熟語だったとは!初めてファンになったときから桑田さんはいつも音楽でも言葉でも常に驚きと新鮮さを届けてくださいますね。
この曲を聴いていると、18歳までずっと一緒に暮らして、数年前に天国へ旅立った祖父母と、曲を通じて会話をしているように感じ、目頭が熱くなりました。
まだ制作途中とのこと、どんな仕上がりになるのか楽しみです。聴けば聴くほど大好きになる曲、心に沁み入る曲だと感じています。
どうぞお体に気をつけて、アルバム制作やツアーリハーサル、ボウリングにスイミングも、楽しんで頑張ってくださいね。いつもいつまでも応援しています。