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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.11.07

インフルエンザにかかった会社員の2割が完治前に出勤

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺ったのは、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんです。そして、加藤さんが注目した話題はこちら!


インフルエンザにかかった会社員の2割が完治前に出勤

養命酒製造株式会社が、会社員の「風邪・インフルエンザ予防」に関する調査を行ったところ、昨年インフルエンザに罹患した会社員のうち、およそ2割が「治る前に出勤していた」ということが分かりました。


鈴村:今日は「インフルエンザにかかった会社員の2割が完治前に出勤」していた…という回答について、『ねとらぼ』編集長の加藤亘さんにお話を伺います。加藤さん、まずはこのアンケートについて詳しく教えてください。


加藤さん:こちらのアンケートは、全国の20歳〜59歳の会社員の男女1,000人を対象に「風邪・インフルエンザ予防」に関して調査した結果です。それによると…
2018年の冬、インフルエンザにかかったと回答した人は122人。その122人に対して、「インフルエンザにかかった際に出勤したか」と質問したところ、「完全に治る前に出勤した」が18.9%、「休まずに出勤した」が3.3%、合計で22.1%が「治る前に出勤した」という結果が出ています。
インフルエンザに罹患した場合に出勤して良いのは、厚生労働省が推奨しているのは「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過してから」と言われています。感染力の強いインフルエンザは、自分の治療だけでなく、周囲にうつさないことも大切なんですが、実際は完全に治る前に働いている人もいる、ということですね。


鈴村:いま調査結果のデータを見ているんですが、「男女別」で見ると、休まずに出勤した割合は男性が1.6%、女性が5.1%ということで、女性の方が多いですね。「年代別」では、休まずに出勤した割合が最も高いのは30代で6.5%でした。加藤さん、これについてはどう思われますか?


加藤さん:こちらは単純に、罹患した際の厚生労働省の推奨を知らないとか、もしくは感染力を軽視している、あとは「自分は大丈夫」という認識の甘さもあるのかと思いますが、やはり「休むことが許されない労働環境」に置かれている方も多いのではないかと思いました。


鈴村:僕の仕事の場合はスタジオ内での作業が多いので、やはり「休みなさい」と、すごく周りからも言われますよね。だけどこれ、休めない状況のお仕事の方は、誰にも言わずに出勤してしまっている方もいるのかなぁ…?という感じはしてしまいますよね。


ザベス:昔、インフルエンザにかかったときに思ったんですが、「1週間は休め」と言われても、ちょっと熱が下がってくると「もう仕事が出来るんじゃないか」と思ってしまうんですよね。


鈴村:そういうこともあるかもねぇ。それから加藤さん、「インフルエンザ・ハラスメント」という言葉もあるそうですが…?


加藤さん:この調査では、「インフルエンザ・ハラスメント」についてもアンケートを実施しています。ハラスメントを受けた経験がある人は、全体の3.7%と少ない割合ではありますが、休みが取りづらい環境がある、と思わざるを得ない回答がありました。例えば…
・30代男性「自覚はないのか。みんなが迷惑してるんだけど」
・40代女性「予防注射を打ったのに、結局かかってるんじゃ注射がもったいない」
・40代男性「なんだったら、このままずっと休むか?」などと言われた方がいるそうです。


鈴村:ひどいな!かかりたくてかかっているんじゃないのに。病気は自分がかかるかもしれないんだよ。


そして、今日の #スズコメ はこちら。








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