ジブラルタ生命 Heart to Heart ありがとう、先生！ アナザーストーリー

2014年10月26日のショートストーリー

「どうせ通らなきゃならない道なら、笑顔で進め！」

[ストーリー]

「いつも元気に頑張るねぇ」
管理人さんがかけてくれる優しい言葉に
私も笑顔で挨拶を返す。
そして、そんな時、いつも、
高校時代、担任の先生からもらった言葉を思い出す。

当時の私は、学校、受験勉強、
そして、入院してしまった母と、兄弟の面倒・・・
急激に変化した自分の生活をこなすことで、
精一杯になっていた。
放課後、友達から誘われても
私にはやることがありすぎて、
やがて、クラスメイトたちも徐々に私に声をかけなくなり
高校生らしい生活はどんどん削られていった。

そんな時、私の背中を力強く叩き、先生がくれた言葉・・・

「どうせ通らなきゃならない道なら、笑顔で進め！」

その瞬間、目が覚めたような気がしたのを今でも覚えている。
そして、笑顔でいれば、色んな人が助けてくれることも知った。

介護に、仕事に、子育てに・・・
今ではやることは更に増えてしまっているけど、
無敵の私を作ってくれたのは、
あの先生の言葉だった気がする。

長野県「ラファエラ」さんの先生の忘れられないコトバでした。
脚本・永坂久美

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