2024.07.30
アフリカブランドを世界へ
ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは合同会社「Uzuri」代表の山岸成さんです。
山岸成さんは現在、慶応大学の4年生。陸上部に所属しながら、合同会社「Uzuri」を立ち上げています。
今週は山岸さんのこれまでについてちょっと伺いたいんですが、まずご出身はどちらですか。
「出身は長野のすごい田舎のところで、中野市っていうとこなんですけど、シャインマスカットが有名なところですね。」
そして大学は今慶応大学に通われてるということで、何学部ですか?
「環境情報学部に通っています。僕は今、主に2つ、経営の領域とSDGsみたいなところで、事業と授業がほぼ同じ、学びながら実践しているみたいなまさにそんな感じです。」
元々自分で会社を作りたいという思いがあったんですか?
「いや、決してそんなことはなくて、本当に大学3年生のときにやろっかなって思い出したぐらいですね。起業している友達は学内にいっぱいいるので、そういう意味ではいろんな刺激をもらえたのかなとは思います。」
アフリカのブランドとのコラボを思いついたのはやはり先週伺った子供の頃アフリカで過ごしたことが大きかったんですか?
「そうですね、あとはやっぱり昨年立ち上げのときにアフリカ行ったときの出来事が大きかったですね。結構いわゆるカラフルな、アフリカンテキスタイルみたいなものをイメージされる方が多いんですけど、それ以外にいろんなブランドが進行してきてそれこそこういうアップサイクルの面白いブランドというのもそうですし、あとは現地の雇用の問題とかに直面したというのが大きかったかなとは思います。見るだけではあまり感じない部分もあるんですけど、直接メッセージをもらったことがあって、私達の子供は学校に行けてなくて、どうかこの現状を変える手伝いをしてくれないかというのを農村地の女性から直接もらって、それをもらったからには何か貢献したいなというふうに思いました。」
そもそもアフリカの国々には結構な数のブランドというのがあるんですか?
「最近すごいいっぱい出てきていて、ただ日本でなかなか見かけないんじゃないかなと思うのでそういうのをお届けしたいなというふうに思っています。洋服もそうですし、バッグとかもいっぱいありますし、スニーカーとかも最近結構出てきてますね。質は結構ばらつきはあるんですけどすごいいいものはもうこれはハイブランドじゃんみたいなのも結構出てきたりしてますし、ただまだ若干課題が残るようなところもあるブランドもあるのでそういったところには資材の提供とか、品質改善のアドバイスとかをさせていただいて、一緒に成長していきたいっていう思いでやってますね。」
向こうの方と価値観が違うところが大変だっていう話もありましたが、具体的にどんな違いがありますか?
「やっぱり時間にルーズとかそういうところですね。ちょうど先週のミーティングとかあったんですけど時間になっても入ってきてくれなくて、オンラインだったんですけど、時間になっても来なくて、どうしたんだと思ったら30分後ぐらいにノーパワーって連絡が来て、電池切れだったみたいです。」
逆に価値観で影響を受けたところってありますか?
「小さいことは気にしないみたいなハクナ・マタタの精神というか、そういうところは僕が生きていく上でも大事にしています。」
今注目しているアフリカのブランドはありますか?
「いっぱいあるんですけど、ちょうど5月にはエジプトに調査に行きまして、いいのがいっぱい揃ってましたし、またちょっと東アフリカと違うテイストのブランドが揃ってたので早く皆さんにお届けしたいなという、その準備を進めています。」
最後にこれからの夢を教えてください。
「そうですね、まずは今やってるこのUzuriというのをどんどんどんどん大きくしていくことで、現地での雇用機会の創出というところ頑張っていきたいなというふうに思っています。」
合同会社「Uzuri」代表の山岸 成さんにお話を伺いました。ありがとうございました。