2021.02.23
理系大学院生の3人に1人が使うサービス
「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストは株式会社POL代表取締役 CEO の加茂倫明さんです。
おはようございますございます。よろしくお願いします。
加茂さんは現在 26 歳、京都のご出身
大学在学中の 2016 年に株式会社 POLを創業されています。
社員はどのくらいいらっしゃるんですか?
「丁度50名くらいです。」
平均年齢は何歳くらいですか?
「31,2歳くらいですね。」
大学在学中に起業して、人集めから1から始めたのですか?
「そうですね。最初2人で創業したのですが、相方が62歳でして、37歳差で共同創業して、もともと中古車買取のガリバーのナンバー2やっていた方で、先輩経営者と共に創業して学びながら前に進んできました。」
株式会社POLの主な事業について
「LabBase」とはどのようなサービスなのでしょうか?
「理系の学生と企業を採用、就職という意味でマッチングさせるというサービスでして、学生が「どの大学でどういう研究してます」などをプロフィールにまとめて、企業がスカウトが届いて、研究室にいながら効率的に自分のキャリアパスが広がっていくというサービスです。」
今までこういうサービスなかったのですか?
「だいたい理系の学生が研究室のOBが行ってる就職先に行ったり、教授の推薦という数少ない中で選ぶというのが一般的でした。直接自分の研究しているものが活かされる仕事が良いとは限らないと思いますが、自分のやってるスペシャリティが社会でどう活かされているか分からないまま研究してる学生が多くて、そこをもっと社会でどう活かされているかわかった上で仕切ってしまうという風にしたいなと。」
どんな学生の方が登録していますか?
「分野で言うと情報系、機械系、電気系、化学、様々なんですけど、
そこは絞ってなくて、理系学生の中でも大学院生、修士の方が多いですね。
大学に5、6年行って頑張っている方々がメインターゲットです。」
ガチ勢という事ですね。
LabBaseの使い方はどういう風に使うのですか?
会社側から見ても、学生から見ても。
「会社側から言うと、LabBaseにログインして、
例えば機械学習と検索すると機械学習やってる学生さんが全国の大学の、どの研究室にどれくらいいるかとか、じゃあどこどこ研究室の誰々さんは、どういうこと研究しているのか、データベース叩いて出てくる。
そこにいいなって思った学生がいたらポチっと押して、そのまま文章を書いてメッセージ送れる。」
ダイレクトに繋がるんですね。
「なので、学生さんからすると自分のプロフィール書いておくとこういうメッセージがとんできて、そこでやり取りしながら”選考を受けます”とか”インターンシップ参加します”と繋がっていく。」
導入した会社もたくさんあると思うんですけど、どういうところが導入して、
どんな感想をもらっていますか?
「大きな会社さん、大手のメーカーさんだったりベンチャーさんまで幅広くなんですけど、例えば、DENSOさんだと、結構人気な有名な企業さんではあるんですが、関西と関東の学生さんは取れてなくて、名古屋ではすごい取れるんだけど、みたいな時に関東圏の学生さんを調べて、アプローチしたら取れたみたいで、」
地元の縁故みたいのがやっぱ強いですよね。
「そうですね、ただ人材の多様性求める中で、そうじゃない学生さんもアプローチしたい、だからLabBase使うと」
LabBase plusもあると、これはどういうサービスになりますか?
「LabBaseは新卒の採用、就職っていうとこだったんですけど、
LabBase plusは中途ですね、1回企業さんに就職した研究職、技術職の方の転職のサービスになります。」
「LabBaseはだいたい日本の理系院生の3人に1人が使ってくれてるんですけども、1回卒業して、卒業後もLabBase plusをそのまま使い続けて、新卒も転職もLabBaseがキャリアの支援するという」
LabBase Nowというのもあるそうですが、これはどのようなサービスなのでしょうか。
「これは、昨今コロナの影響もあって、採用活動、就職活動をオンラインではしないといけないと、そこで我らが提供してるのは、
オンラインイベントのサービスですね。例えば AI 人材に特化して AI やってる学生しか集まらないオンラインイベント、マッチングイベントとかがあって、
そこに企業さんが優れた人材にアプローチしたい場合はスポンサーとして参加頂いて、どんどんイベント上でマッチングしていただくっていうサービスですね。」
すごい。
全部がこれからの人に繋がるものばっかり。
で、今までやってきた企業も新しい視点で人を探せるってことで言うと、
まさにマッチングサービスしては完璧なんじゃないすかね。
最後に超えてきたハードルを教えていただけますか。
「一言で言うと、実績も実力もない中での鶏たまごの突破いうのが思ったところで、要は実績とか能力ついてくるとどんどん実績を基にお客様を集めやすいとか人も集まりやすいですけど、最初何もない中ではそれは難しいと。
そこを泥臭く乗り越えてきたってのが一番のハードルですね。」
来週も話を伺えるということで、来週もまた楽しみにしております。
よろしくお願いします。ありがとうございました。