三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.12.24

旅で世界をもっと素敵にしたい

株式会社TABIPPO 代表取締役
清水直哉
アクションに繋がる学びがある旅を作りたい


先週に引き続き、株式会社TABIPPO 代表取締役の清水直哉さんです。
学生時代に世界一周旅行を経験し、若者にもっと海外に触れてほしいと
TABIPPOを設立した清水さん。
設立のきっかけとなる世界一周旅行では17カ国をまわったと言います。
その中でもイメージと違った国を伺いました。

「やはり中東の国ですかね。
 ヨルダンやエジプト、イスラエルやトルコの辺りも旅をしました。
 イスラムと聞くと少し怖いイメージを持たれると思いますが
 人がとにかく温かくてイメージと全然違い、すごく良かったです。」

ちなみに、今日はクリスマス・イヴですけど、
クリスマスにオススメの国なんてあったりしますか?

「定番はヨーロッパ。すごく綺麗なのでいいのですが
 僕はあえてクリスマスの時期にトルコなどの
 イスラムの国に行くのがすごく面白いんです。
 クリスマスという日はあるのですが、イスラム圏なのでそんなに意識していないので
 全然盛り上がっていないんですよ。
 それがまた面白いというか”あれ?なんかこういう感じなんだ”と。
 そわそわしているのは観光客だけなので、その感じは当時面白かったですね。」

面白い観点ですね!
また来年、旅をするのにおすすめの国やスポットはありますか?

「2つおすすめしたい国があります。
 1つは、ハワイのハワイ島。
 ハワイに行かれる方はすごく多いのですが、皆さんオアフ島に行くんですよね。
 ただ最近は離島がアツくて、特にハワイ島は直行便もあるのでそのまま行けます。
 皆さんがイメージしているハワイとは違う大自然が広がっているので
 ハワイ島はおすすめですね。
  
 もう1つは、ロシアのウラジオストクという場所です。
 ロシアは元々ビザがないと入れなかったのですが、
 最近ウラジオストクだけはビザがなくても入れるようになったんです。
 ウラジオストクがどこにあるかというと北海道の目先にあるので
 東京からフライトで2時間ほどで行けて、ヨーロッパの街並みが体験できるので
 韓国に行くくらいの気持ちでヨーロッパの雰囲気が味わえます。
 実は食事もすごく美味しいんです。」

これはお得な情報ですね!
そして、会社のお話ですが、TABIPPOはすでに学生時代に友人と作っていたとか?

「はい。実は世界一周をしている時に同じ大学生で旅をしている人が
 結構たくさんいたんです。そういった人達と宿で会って意気投合して。
 なのでTABIPPOという元々の組織は、僕が世界一周中に知り合った仲間と一緒に
 学生団体として立ち上げをして、その後社会人をやりながら
 最初の4年くらいはボランティアのような形で活動していました。」

最初は起業していた訳ではなかったんですね。
そこから会社を作ろうとスイッチを入れた一番のきっかけは?

「ボランティアで自分達のイベントをずっとやっていたのですが
 そのイベントを客観的に見た時に、手前味噌ですがすごくいい事をやっているなと。
 というのと、そのイベントに逆に自分が刺激を受けてしまったというか
 旅に一歩、一歩踏み出すというテーマでやっているので
 ”自分はこのままでいいんだっけ?”と疑問が浮かんで決めたという感じです。」

TABIPPO創業の時、苦労したことは何でしょうか?

「1つは、お金を回すのってこんなに難しいんだという事。
 僕は出資を受けないとか、上場しないというのを決めて会社経営をしているんです。
 最近はスタートアップ企業は投資をしてもらう会社が多いですが
 それをやらないと決めてスタートしているので
 そのお金を回すということが最初は何も分からなかったです。」

ゼロベースからの持ち出しだったという事ですか?

「そうですね。ただボランティアでやっていた期間が長かったので
 そもそもファンの方がいたり、起業するタイミングで
 ちょうど1冊目の本を作りました。その本が会社の元のお金になっています。」

まさに一歩ずつ!今計画している事業やイベントはありますか?

「今新しくチャレンジしていることで、教育やキャリア支援に力を入れています。
 日本人はパスポート所持率が23パーセントほどしかありません。
 先進国の中でもすごく少ないんです。
 これまではレジャーとしての旅、楽しくてエンターテイメントの消費をする旅を
 打ち出していたんですが、学びがある旅というのを作っていきたいと思っていて
 旅人採用という旅をした人を企業に紹介する事業ですとか。」
 
さて、最後にこれからの夢を教えて下さい!

「TABIPPOの理念として”旅で世界をもっと素敵に”というのを掲げているので
 1つは旅を広めていく事ですね。
 ただ単に旅を広めるだけではなくて、そういった人達が必ず
 日本を良くしていくアクションを起こしてくれると思うので
 大それた事を言うと世界平和というか、世の中がもっと良くなったらいいなと
 いう事を夢として頑張っています。」

2週にわたってありがとうございました!
株式会社TABIPPO 代表取締役の清水直哉さんでした。
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