三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.05.02

ベンチャーの強みを生かすものづくり

中澤優子
株式会社UPQ
代表
中澤優子
ものづくりは楽しい!を盛り上げる会社

今回は、株式会社UPQ代表 中澤優子さんにお越しいただきました。

中澤さんは、2007年に大学を卒業、カシオに入社。商品企画を担当するも5年で退社。
2013年に秋葉原にカフェをオープン、そのオーナーを経て、
2015年 家電メーカーUPQを創業。これまでに家電業界の常識を
変えた「ひとり家電メーカー」として注目を集めています。
まず、会社を立ち上げた経緯について伺いました。

「カシオの携帯電話事業部がなくなって退社した時に、
 もうものづくりは面白くないし、辛い時代だとみんなに言われました。
 でも、まだ5年しかものづくりで働いていないし、
 まだまだものづくりが楽しいと思っていて、
 カフェをしながらいつ時代が来るか待っていました。
 そうしたら、IoTというプラスの風が吹いてきたと感じで、
 戻ってみようと走り出してみました。」

しかし、そこから実際にものをつくるのには、大変だったと言います。

「まず、工場を持っていない、設計者は自分以外いない状態からスタートしているので、
 スキームが組めるのか。個人でスタートしてベンチャーでメーカーを立ち上げる
 といった時に、工場があるかどうかというのと、
 販売する市場があるのかという不安がありました。
 売るのはECサイトで大丈夫だろうと。でも、作れるのか?といった時に、
 IoTのベンチャーとして有名だった会社の社長に中国に行ってみなよ
 とアドバイスを貰い中国に行って、そこからスタートすることが出来ました。」

そんな、UPQの家電は、スマートフォンでオンオフが出来る電球、
コンパクトに折りたためるワイヤレスヘッドフォンなど、
便利なものはもちろん見た目もシンプルでスタイリッシュ。
商品開発をする上でのこだわりについても伺いました。

「大手メーカーで働いている時は、なんでも機能をプラスして、
 詰め込まなくてはいけない時代でした。
 ただ、実際のニーズとは反している部分もあったので、
 機能を削って、一個特徴を研ぎ澄まそうと思いました。
 会社の規模が大きくないので、カラーも突飛な色を一色にまとわせたり、
 チャレンジが出来るのも強みです。大手のメーカーとは規模が違うので、
 戦うというよりは、自分の大きさを考えて、こういうことができる、
 こういう遊び心が持たせられるということを考えて、
 ものづくりは楽しい!という要素を盛り上げるという考えでやっています。」

来週も引き続き、株式会社UPQ代表 中澤優子さんのインタビューお届けします。
次回は、そんな強みを生かしたものづくりから出来た、
超小型折りたたみ電動バイクについても伺います!
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