2018.08.07
VRが生み出す偶然の世界
- MyDearest株式会社
代表取締役CEO - 岸上健人
アナログ感を取り戻すことができるメディア
先週に続いてスタジオにお越し頂いたのは、
MyDearest株式会社 代表取締役CEO岸上健人さん。91年徳島県生まれ。
少年時代は、少女漫画/ラブコメにハマるいわゆる「オタク」だった岸上さん。
大学時代に出会ったバーチャルリアリティの最新技術をきっかけに起業を決意。
ソフトバンク株式会社を経て、2016年にマイディアレストを創業。
「フルダイブノベル」というVRコンテンツで注目を集めています。
今回はまずは、番組に寄せられたビジネスのアイデアにお答えいただきました。
最近どんどん本屋がなくなってきていてなんとなく寂しさを覚えています。
紙の本は、紙の手触りや匂い、ページをめくる快感や本そのものの温かみなど、
電子書籍では味わえない魅力を持っています。なので本屋をなくさないために、
お客と本の出会いに携わる本のコーディネーターのようなビジネスを提案します。
お客の様々な情報をできるだけ引き出し、そのお客の読書傾向にあった本や、
お客の読書の世界を広げてくれる、普段なら選ばない本を探してくれるサービスです。
「これものすごくいいビジネスプランだと思っていて、
僕ってVRで本とかをつくっているので、
紙の本をなくそうという人間だと思われるんですけど、
僕は本屋毎日行くし、紙の本大好きなんですよ。
電子書籍は効率性重視で、探している本に出会うし、
自分の欲しいものだけレコメンドしてくれるんですよね。
でも、本屋は物語と偶然の出会いがあるんですよ。
目的が会って行くわけじゃないんですよ。
ふらっと行ってふらっと見て出会うんですよ。
VRは電子書籍と違って空間があるので、
本屋みたいに無駄があるんですね。
たくさんのどうでもいい部分を残せるんですよ。
だから物語の偶然の出会いは、VRで取り戻せると思っていて、
いいムダ、アナログ感を取り戻すのがVRというメディアだと思っています。」
VRで没入するという新しいエンターテインメントをつくった岸上さん。
今の業界をどう見ているのでしょうか?
「VRで小説をやるというのは僕らしかやってなくて、今もそういうジャンルなので、
うちの作品のフルダイブノベルぐらいしかないんじゃないかと思っていて。
最近VRでKindleをやるみたなのが出てきているんですけど、
今やっと時代が追いついて出始めたという温度感ですね。」
今後さらなる発展が期待されるVR。
そんな中で、岸上さんが次に見据えるビジョンとは?
「VRでとにかくストーリー、物語を表現するということで、小説や漫画をつくって、
次は分岐のあるストーリー性のあるゲームをつくっていて、
次にVRのアニメーションをつくったりしたいと思っていますね。
後はVRの本屋ですね。本屋の魅力は残したいので。
今、VR、ARに実際に取り組んでいる身としては、
もうVR空間上で人と交流しますし、一緒に映画見るんですよ。
大スクリーンで友達と一緒にVR上で一緒にゲームしたり映画見たりするんですよ。
それこそ、ソードアート・オンラインやサマーウォーズ、レディプレイヤー1の世界は
バリバリ来ているし、我々は既にやっている。これからどんどん来ると思いますね。」
MyDearest株式会社 代表取締役CEO、岸上健人さんに伺いました。
ありがとうございました。
MyDearest株式会社 代表取締役CEO岸上健人さん。91年徳島県生まれ。
少年時代は、少女漫画/ラブコメにハマるいわゆる「オタク」だった岸上さん。
大学時代に出会ったバーチャルリアリティの最新技術をきっかけに起業を決意。
ソフトバンク株式会社を経て、2016年にマイディアレストを創業。
「フルダイブノベル」というVRコンテンツで注目を集めています。
今回はまずは、番組に寄せられたビジネスのアイデアにお答えいただきました。
最近どんどん本屋がなくなってきていてなんとなく寂しさを覚えています。
紙の本は、紙の手触りや匂い、ページをめくる快感や本そのものの温かみなど、
電子書籍では味わえない魅力を持っています。なので本屋をなくさないために、
お客と本の出会いに携わる本のコーディネーターのようなビジネスを提案します。
お客の様々な情報をできるだけ引き出し、そのお客の読書傾向にあった本や、
お客の読書の世界を広げてくれる、普段なら選ばない本を探してくれるサービスです。
「これものすごくいいビジネスプランだと思っていて、
僕ってVRで本とかをつくっているので、
紙の本をなくそうという人間だと思われるんですけど、
僕は本屋毎日行くし、紙の本大好きなんですよ。
電子書籍は効率性重視で、探している本に出会うし、
自分の欲しいものだけレコメンドしてくれるんですよね。
でも、本屋は物語と偶然の出会いがあるんですよ。
目的が会って行くわけじゃないんですよ。
ふらっと行ってふらっと見て出会うんですよ。
VRは電子書籍と違って空間があるので、
本屋みたいに無駄があるんですね。
たくさんのどうでもいい部分を残せるんですよ。
だから物語の偶然の出会いは、VRで取り戻せると思っていて、
いいムダ、アナログ感を取り戻すのがVRというメディアだと思っています。」
VRで没入するという新しいエンターテインメントをつくった岸上さん。
今の業界をどう見ているのでしょうか?
「VRで小説をやるというのは僕らしかやってなくて、今もそういうジャンルなので、
うちの作品のフルダイブノベルぐらいしかないんじゃないかと思っていて。
最近VRでKindleをやるみたなのが出てきているんですけど、
今やっと時代が追いついて出始めたという温度感ですね。」
今後さらなる発展が期待されるVR。
そんな中で、岸上さんが次に見据えるビジョンとは?
「VRでとにかくストーリー、物語を表現するということで、小説や漫画をつくって、
次は分岐のあるストーリー性のあるゲームをつくっていて、
次にVRのアニメーションをつくったりしたいと思っていますね。
後はVRの本屋ですね。本屋の魅力は残したいので。
今、VR、ARに実際に取り組んでいる身としては、
もうVR空間上で人と交流しますし、一緒に映画見るんですよ。
大スクリーンで友達と一緒にVR上で一緒にゲームしたり映画見たりするんですよ。
それこそ、ソードアート・オンラインやサマーウォーズ、レディプレイヤー1の世界は
バリバリ来ているし、我々は既にやっている。これからどんどん来ると思いますね。」
MyDearest株式会社 代表取締役CEO、岸上健人さんに伺いました。
ありがとうございました。