三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.07.09

アプリ1つですぐに働ける

株式会社タイミー代表取締役
小川嶺
やりたいことをやり続けることが重要

今週は【株式会社タイミー代表取締役 社長の小川嶺さん】です。

小川嶺さんは1997年4月13日生まれ。東京出身の現在22歳。
高校時代からすでにいくつかのビジネスを立ち上げ、
大学3年の時に株式会社タイミーをスタート。
主に働き手と雇用主を結ぶマッチングアプリを展開しています。

まずはタイミーの具体的な事業内容を教えて下さい。

「単発のアルバイトサービスで、アプリ一つで応募や面接がなく
 今すぐ働けて、今すぐお金がもらえるというサービスです。
 バイト版Uberとも呼んでいるんですが、
 人手不足で困っている飲食店やイベントなどで
 スキマの時間の1、2時間に働けるというもので
 現在都内を中心に10万人の方に使っていただいているアプリです。」

そういったマッチングアプリを考え出したきっかけは?

「元々20歳の時に株式会社Recolleという会社を作っていて
 その時はファッションの会社をやっていました。
 当時の失敗から、本当に自分の欲しいものを作り続けなければいけないと
 実感したことがあります。
 お金が無かったので、日雇いのバイトをしていて
 セブンイレブンやヤマト運輸、マイナス30度の冷蔵庫など色々と働きました。
 わざわざ派遣会社の説明会に行き、
 メールで案件が流れてくるというものだったので
 アプリ1つですぐに働けるというサービスがあったら
 自分は欲しいなと思って作ろうと思いました。」

高校と大学生時代にビジネスコンテストで入賞したり
優勝したりされているんですよね。
昔からビジネスや起業することに興味はあったんですか?

「18歳からですね。生徒会長をやったのがきっかけになりました。
 学校からちょっとした予算があって、副会長がいて、経理がいて
 というのは若干会社に近いんです。
 そのデモを学校で出来たのはすごくよかったなと思います。」

また、松下幸之助の「道をひらく」を読んだことも
きっかけとなったそうですね。

「図書館でたまたま見つけた本だったんです。
 元々あまり本を読まないタイプで、
 じっとしているのが苦手というか全部を読むのが難しいんですが、
 この本は見入ってしまいました。自分は死ぬけど会社は残っている。
 ずっと世の中にインパクトを残し続けるような会社を作りたいな
 と思いました。」

なんでも大学2年の時に、
「おしゃれじゃない大学生とアパレル店員のマッチングサービス」を立ち上げたとか。

「男子校でずっとサッカーしかやっていないサッカー少年だったので
 ジャージで生活していました。
 立教大学というちょっとお洒落な大学に入りまして
 みんなお洒落なのに自分だけお洒落を知らないことに対して
 苦痛に感じて、アプリに自分の写真と服の好きな系統と値段を打ち込んだら
 いろんなアパレル店員がバーチャルで接客してくれるというツールを作りました。
 それがあったら簡単にお洒落になれそうだなと。
 しかし、起業家を回るうちに、お洒落じゃない男性向けのサービスならば
 それならH&MやUNIQLOでいいということになってきて
 お洒落な女性向けのサービスの方が儲かると言われ
 そこからRecolleという会社を立ち上げました。
 しかし、お洒落な女性向けのサービスを自分がやる意味があるのか
 わからなくなったんです。」

そこから、タイミーに繋がっていく訳ですよね。
わずか2年の間にたくさんのことを経験されましたが
Recolleを辞めた時にもう企業はやめようとは思わなかったのでしょうか?

「正直思いました。6人のメンバーと1年半やってきたので、
 それで何も成果を残せなかったのが辛かったですね。」

最後に、これまで乗り越えてきたハードルは何でしたか?

「先ほどもお話ししたファッションの会社を辞めるという決断が
 一番難しかったです。6人のメンバーと1年半やってきて、
 もう少しやれば成功するかもしれないというまだ分からないところで
 自分1人の判断で辞めなくてはいけないとうところが辛かったのですが
 辞めて新しい会社になれた訳ですし、
 自分に向いていないものは辞めるべき、やりたいことをやり続けるべきなんだと
 実感できたことはすごくよかったと思います。」
 
ありがとうございました!来週も小川さんのお話、続きます!
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