三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.12.03

通うことがステータスになるようなジムに

b-monster 代表
塚田美樹
自分が欲しいものをビジネスに

今週のゲストは、暗闇ボクシングジムを運営する
b-monster代表の塚田美樹さんです。

塚田美樹さんは大学生の頃からビジネスに興味を持ち、
洋服のレンタルサービスやカメラマンと旅人のマッチングサービスを手掛け、
2016年のニューヨーク旅行をきっかけに起業、暗闇ボクシングのスタジオ運営を始め、
現在、国内外に12店舗を展開しています。

まず「暗闇ボクシング」というのは、具体的にどんなジムなんですか?

「暗闇のなかで大音量の音楽をかけてボクシングフィットネスをするというジムです。
 クラブのような感覚で楽しく行えます。」

暗闇というのにも意味があるんですか?

「1つは人目が気にならないということ、
 2つ目はエンターテイメント性を表現できるというのがあります。」

ボクシングにはかなりの運動量なイメージがあるのですが、
ハードなプログラムなのですか?

「結構ハードです。1つのプログラムが45分間なのですが、
 それで1,000キロカロリーの消費を目指すと言っているくらいなので。」

ホームページなどを拝見すると、ジムがとてもオシャレですよね。
銀座や青山などオシャレな場所にありますがやはり場所も大事なのでしょうか?

「起業する時に気にしていたのは、通うことがステータスになるような
 ジムにしたいということです。
 そういったブランディングを気にしながら出店していったというのがありますね。」

運動すること自体もステータスになったりもする意味のある理念だと思います。
b-monsterという名前は、どこから付いたのでしょうか?

「これはモハメド・アリのボクシングスタイルに
  "Float like a Butterfly, sting like a Bee(蝶のように舞い、蜂のように刺す)"
 というものがあり、そのButterflyとBeeの「B」を取りました。
 また”Be The Monster"という意味にもかかっていて
 会社もジムに来る方達も、スタッフもいい意味でのモンスター
 ”怪物(monster)=想像を超えた存在であれ!”という
 意味を込めて名付けました。」

ジムの演出ではあの海外アーティストを参考にされたこともあるそうです。

「各スタジオ演出をちょこちょこ変えたりしているのですが、
 恵比寿で初めてプロジェクションマッピングを導入して
 参考したのがアリアナ・グランデのミュージックビデオで
 マッピングの前に立って、どんどん背景が変わっていくというもの。
 “めっちゃかっこいい!ここでボクシングしたら絶対いい!"
 と思って恵比寿から導入しました。
 砂漠の中でボクシングをしたり、そこから急に森林に変わったりとか
 そういったことが演出できるというのがあります。」

オシャレに体を引き締められるというのがいいですよね。

塚田さんは学生時代に既にビジネスを始めてられていますが、
昔からビジネスで成功するぞ!みたいな活発な性格では…なさそうですよね!?

「もっとイケイケムキムキな人が来ると思ったとよく言われます。
 子供の時は大人しくて学校の先生にも
 “塚田さんの声を聞いたことがない”と言われるくらい静かな子でした。」
 
そんな塚田さんが変わったきっかけを伺いました。

「大学生になってから人と関わる楽しさを知ったというのがあって
 何かをするのにもリーダーになってみたりとかして
 人を引っ張っていく存在の楽しさを知ったというのは大きかったと思います。」

ニコッとしてらっしゃるけど、聞いたことを答える瞬間にスッと表情が変わる塚田さん。
自分のやりたいことや人と関わることに意味が出てきたんでしょうね。
その学生時代に始めた洋服のレンタルサービス。これは何がきっかけだったのですか?

「ビジネスを始める時は、自分が欲しいものというのが
 まず一番に来ていたりするのですが 
 当時洋服がすごく好きで、旅行先で洋服をたくさん買っていて
 自分だけで着るよりもせっかくなら他の人にも着てもらった方が
 無駄が無いんじゃないかなと思って始めたのがきっかけでした。」

このサービスは上手くいったんですか?

「あまり上手くいかなかったです。一番大きいのは友人周りでやっていたこと。
 Facebookページを作って、そこに自分の洋服の写真を載せて
 友達にフォローしてもらってというのをやっていたんですが
 "友達だからお金いいよ"とか、そのままでいいのに
 クリーニングに出して返してくれたりとか。
 結局ビジネスという感じにならなかったですね。」

友達同士だと細かいレギュレーションが詰め切れなかったということなんですね。
次に始めたのが、カメラマンと旅人のマッチングサービスというのも面白いですね。
どういったシステムだったのですか?

「アマチュアカメラマンと旅行に来た人をマッチングさせようという
 サービスを作っていました。安さを売りにしたくて、
 1件入るごとの仲介手数料が私に500円入るようにしていたので
 これもビジネスというよりも…両親にはボランティアなの?と嫌味を言われました。」

やっぱりビジネスのアイデアを考えるのがお好きなんですね。

「考えるのは好きですね。自分が欲しいと思ったものが
 ビジネスに発展しないかな?というのは常に考えていたりします。」

最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「ありがたいことに急に店舗が増えたので、急な拡大に社内がついていけないことが
 あったので、その組織づくりが一番のハードルで
 今も超えている最中ではあるんですが、そこを乗り越えてきました。」

塚田さんには来週もお話を伺います。
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