三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2025.02.11

1人でも多くのお客様にエアークローゼットを

株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO
天沼聰さん
ファッションサブスクとレンタルのサービスを展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き、株式会社エアークローゼット代表取締役社長 兼 CEOの天沼聰さんです。
天沼聰さんはロンドン大学で情報・経営を学び、コンサルティング会社でIT・戦略コンサルタントを経験。その後楽天を経て、2014年にエアークローゼットを創業されています。

先週は主な事業内容について伺ってきました。ファッションサブスクとレンタルのサービスでスタイリストさんが選んでくれるなど、ファッションを楽しみたい方や服選びが面倒な方などにはとっても便利なサービスですよね。今週は会社を創業される前後のお話を伺っていきたいと思います。

まず子供の頃お医者さんになりたいと思ってらっしゃったんですね。

「そうですね、父が開業医だったので父の背中を追って私も父みたいになりたいなと思ってですね、趣味にも私だけついてっていくぐらいで、男3人兄弟の真ん中なんですけれども中学校でした。」

他のご兄弟でお医者さんになった方いらっしゃるんですか?

「兄が歯科医になってるんですけど、私はならずに。」

目指すのをやめたきっかけというのは何かあったんですか?

「小学校のときですかね、夕飯食べたときの後ぐらいに父と話してて横で父が話してたんですけど、そしたら突然倒れてそのまま他界しまして、そのときにすごく自分の中でやっぱ人生の転機になって、ただいろんな教えてもらったこともあって、人生何が起きるかわからないので、自分の人生ってすごく時間が大切で、やっぱりいろんな人生の転機で父に相談したいなとか、会いたいなと思っても泣き喚いても帰ってこないわけですので、やっぱり時間は戻すことができないっていうのをすごく教えていただいて、1秒1秒の時間を大切に生きたいなというふうに思わせてくれました。」

それが小学校のときですよね。そして日本の大学ではなくロンドン大学に行かれているんですけれども、ロンドンだった理由っていうのはあったんですか?

「実はロンドン自体にすごい理由があったわけではなくて、中学1年生のときにですね海外に母が行かせてくれたんです。多分、父のこともあっていろんな気分転換とかもあったと思うんですけど、行かせてもらったのがきっかけで、語学というよりはどちらかというと、異文化に触れてみたいなと。異文化がすごく面白くてですね、自分がこれまで当たり前だったと思ってたことが全く違ったりだとか、全く逆の考えの人がいることがすごく面白いなと思ったので、海外で生活してみたいと思って、実は高校のときから単身、渡らせてもらってですね、アイルランドっていうイギリスの横の島国に行ったんですけども、その後すぐ日本に帰国するのではなくて、そのまま海外の異文化の中で生活したいなと思って、隣のイギリスで大学生活を送りました。」

そして大学を卒業して日本ではコンサルティングの会社に入っています。これどうしてコンサルの会社に入ったんでしょうか?

「将来リーダーになりたいですとか将来何かプレゼンテーションしたりとかしたいと思ったんですけど、私すごい人見知りで、かつすごい緊張しいなんですよね。なので、大学のときもプレゼンすると、英語のカンペせっかく用意してるのにカンペがめっちゃ揺れて全然読めなくてプレゼン失敗したみたいな記憶とかもあったので、場数を踏んでたくさん経験してプレゼンテーションができるとかファシリテーションできるとかですね、ロジカルシンキングができるようになれば、少し自分にもプラスで自信が持てるようになるかもしれないと思って、あえて苦手なんですけれども、なりたい自分に向けて経験を得たいなと思ってコンサルティングファームを選びました。」

イギリスの大学と日本の大学で卒業シーズンがね違ったりしますけれども、その間に何か経験されたこともあったんですか?

「このコンサルティングファームを決めさせていただいた後に半年ぐらい時間があったので、コンサルティングってやっぱり仕事としてはサービス業の一つだなと思ったので、世界で一番ホスピタリティが高いと言われてるのって、ディズニーさんかなと思ってですね、私千葉出身ということもあって、ディズニーさんでバイトしてホスピタリティとかサービス精神知りたいなと思って。」

そこは緊張しなかったんですか?

「しました。すごい緊張したんですけど払わなきゃいけないですねそのときに結構気づいたのがですね、プロフェッショナルって演技をするような自分もいるのかなと思って、特にディズニーさんってコスチュームを着て、インパークする、ゲストをお迎えするキャストっていう立場を教えていただいたときに、確かに自分はキャストになりきればいいんだっていうのを感じて、そこでやっぱりプロフェッショナルとして皆さんもそうかもしれないすけど、スイッチを入れる瞬間ってやっぱりすごく大切じゃないですか。それを結構気づかせていただいて今もなので社長業をやらせてもらってますけれども、私は社長のスイッチを入れる瞬間がいっぱいありますし、プレゼンテーションですとか、今日も性格で言ったらもうすごく緊張して内心ドキドキなんですけども、しっかり話すとかですね、私が社長業としての私をしっかりと演じ切るっていうことも大事かなと思ってます。」

エアークローゼットを始めるきっかけって何だったんですか?

「そうですね、最初は実はエアークローゼットやろうとか事業をやろうとかサブスクやろうとかファッションやろうじゃなくて、やっぱ仕事してる時間って一番人生で長い、その時間を一番ご機嫌な時間にしたいなと思ってですね、仲間と一緒に最高に幸せに働ける会社を作りたいって仲間で集まりたいなっていうふうに思って、会社を作ろうっていうところからスタートをしました。」

アパレル経験は特になかったんですか?

「実は全くなくてですね、コンサルティングファーム経験者3人で創業して、何やろうかから考えたんですけども、ぱっと入ってなくなっていくようなものを作りたいわけではなくて、私達はライフスタイルを豊かにしたいねって3人の共通の思いがあってライフスタイルを豊かにするためには、私の人生テーマでもあるんですけども、時間の価値、人がみんな平等に持ってるけど使い方とか感じ方によって不平等になる時間の価値を高めたい。時間の価値を高めればきっとライフスタイルを豊かにするって言えるねって思ってですね、その中で一番人の時間に触れていて、人の心を変えられるのがファッションかなというふうに思ってですね、ファッションのサービス、で且つ時間の価値を高めるっていう意味で忙しい方に向けたファッションのサービスを作りたいというふうに思って考えてたのがエアークローゼットです。逆にアパレル経験がなかったからこそ、その業界でなぜかNGなものとかも、本質的に必要であれば、私達は仕組みを組んでいこうだったりですとか、システムやテクノロジーを使って解決をしていこうっていう思いは常に前向きな思いが作れたっていうのはよかったのかもしれないなと思っています。」

しかもSDGsだったりサステナビリティの動き、今の時代にもなってるなっていう感じもありますか?

「そうですね、最初に意識したときに、長く会社をサービスを続けていく、もしくはお客様から愛していただくためには社会の大きい流れとか業界の大きい流れに逆流するんじゃなくて、双方がいいなと思ったので、サステナビリティを意識したサービス設計にしたりですとか、物や情報に出会う時間がなかなか足りないという中で時間の価値も高まっていくので、そこに沿ったサービスを設計したいなというふうに思ってエアークローゼットを作りました。」

最後になりますが、これからの夢を教えてください。

「お客様からいただいたお声ですごく心に残ってるのが、QOLが上がったって言っていただいてですね、クオリティオブライフが上がったと、人生の価値が上がったと言っていただいたのはすごく大きいなって感じていて、なので1人でも多くのお客様にこのエアークローゼットというサービスをご利用いただくことがまず目下の夢で、そこに必死に毎日取り組んでます。」

株式会社エアークローゼットの天沼聰さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

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