2024.11.26
介護保険外の介護サービスをもっと世の中に
ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは株式会社クラウドケア代表取締役CEOの小嶋潤一さんです。小嶋潤一さんは大学卒業後、様々な会社で経験を積み2011年に入浴中心のデイサービス事業を行う会社を設立。介護現場で経営を経験した後、2016 年にクラウドケアを創業されています。
今週はクラウドケアの主な事業内容について伺います。クラウドケアは自費の訪問介護ヘルパーのサービスなんですが、特徴を教えてください。
「我々のサービスというのが、公的な介護保険外のサービスとして展開しておりまして、具体的に言うと訪問介護で訪問して介護するサービスだったりとか、あとは家事支援だったりとか、生活をお助けするサービスをマッチングしてサービスを提供しています。どんなお客様がいらっしゃるかっていうと、要するに要介護になったですね高齢者の方だったりとか、あと障害者の方ですね。そういった方が方々がお客様として会員登録されて、オーダーされてます一方で働き手はですね、介護スキルがある基本的な介護士さんだったりとか、あとは介護に興味があるんだけども家事支援だったらできるんだけどなとかそういったホスピタリティのある方だったりとか、そういった方々をですね我々のシステムでスキルとニーズをマッチングしてサービスを提供する、こういった仕組みになってます。」
介護のみではないんですね。
「そうですね、介護のみの人もいるし、個人のみの人もいるという形ですね。」
クラウドケアは保険外の自費サービスを提供されているということで、これはどうしてなんですか?
「この介護保険制度、さっき申し上げたんですけれども、基本的に税金だったりあと皆さんのその給料から介護保険料って天引きされてるんですけど、そういった皆さんの公的なサービスと形で社会全体で介護が必要な人を支える制度なんですね。ということは基本的には何でもかんでも助けてくれるというわけではなくて、あくまでこのセーフティーネットなんですね。でいくつか課題があって、一つがやっぱりそういう制度なんで、市役所とかに行って介護保険制度でサービスを受けたいんですよっていうふうにやっぱりその申請する必要がある、これもすぐに使えるわけではなくて、かかるときによっても1ヶ月ぐらい、使えるよというとこまでかかってしまう。なので今すぐですねちょっと介護が手が必要なんだよっていうときにはですね、やっぱりすぐ対応できる当てがないということが一つですね。二つ目が、やっぱり要介護度といういうのがあって、等級みたいのがあります。軽い人から重い人までいるんですけど、その等級によって使えるサービスの量だったりとか頻度に制限があって、なのでどうしても必要といういう方にとっては足りないとかそういった問題があります。」
「三つ目が、使えない種類のサービスがあって、例えば通院の付き添いとか、あとは家事支援の部分だったりとか、通院の付き添いとかはできないですし、家事支援も本人のご飯作ったりとか本人が住んでいる居住スペースを掃除したりするのはできるんですけど、例えばついでに家族の分の料理も作ってとか、あと家族が居住しているスペースを掃除してとかそれはできないと。そういうことだったりとか、あとは娯楽のための外出の支援とか、やっぱ駄目なんですよね。というような形でですね、こういった問題があると。ここを我々は介護保険外という形で自由にワンストップでサービスを提供するというのが特徴なんです。」
ちなみに公的な介護だといろんな制約があるというふうなお話ありましたが、クラウドケアでできることは何なんでしょうか?
「先ほど申し上げたようにワンストップっていうところなので介護保険サービスだと身体介護と言われて体に触れてやるサービスですね、例えば食事介助だったり、入浴介助だったりそういったことも当然ありますし、さっき言ったできないようなこと、例えばご家族分の家事だったりとか、あとは通院の付き添いですよね。あと外出支援。で、特にですねビジネスケアの方にとってはやっぱり定期的にですね親の通院とかがあると仕事休んだりとかしなきゃいけないじゃないですか、そういうところでやっぱり介護保険外じゃないとそこはなかなか対応しづらいというところがあるので、ご依頼が多数あるというところかなと思ってます。」
あとは認知症ケアサービスというのもあるんですね。
「やっぱり認知症の方というのはやっぱり日によってだったりとか時間帯によって不安定になってしまったりとかするんですよね。介護保険のサービスだとやっぱり決まった時間とか決まったその時間の長さとかでしか来てくれないので、急にちょっと不安定なっちゃったりとか、そういうときになかなか対応しづらいというのがあるので、介護保険外だとご家族様がもうちょっとこの時間長くついててほしいとか、そういったご依頼でいろいろお話し相手したり身の回りのお世話したりしながらケアしているという形でお使いいただいてます。」
そのほかにも家事代行サービスや、草むしりとかペットの世話なども用意されているんですけれども、気になるのが料金ですよね。保険外や自費サービスと聞くと、高くなるのかな?と思ってしまいますが、いかがでしょうか?
「そこは非常にシンプルになっていて、1時間で2,750円〜3,300円、これ税込の金額なんですけどこれでやらせていただいています。例えば明日来てほしいと言ったら実現可能なんですか?それもそう言ったコースがあって、我々のサービスは1時間前までご依頼を承っているので、その場合手数料ちょっといただいてるんですけど、今日来てほしいができるようなってます。」
普段は本職としてやられてる方が副業的にやるみたいなこともあるんですか?
「普段は介護施設だったりデイサービスだったりとかそういった保険のサービスで働いてるんですけど、皆さん副業で、お休みの日とかお仕事終わった後とかで働いてる方が多くいらっしゃいます。」
自分や家族に合うヘルパーさんなどを探すにはどうすればいいでしょうか?
「我々のサービスというのがインターネットのサービスなのでご依頼をネットで入れていただいてます。一方でヘルパーさん我々のサービスで、1人1人ですね対面でスキルチェックしてデータベースに登録しててですね、そこをネットでですね、適切にマッチングしてサービスの品質を確保してますので、基本的に我々サービスに任せていただければ自動的に自分に合った方が見つかるということです。」
エリアはどの辺りにサービスを受けることできますか?
「東京神奈川埼玉千葉の首都圏で今展開をしてます。」
最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「この介護保険外の介護サービスというのはまだまだ皆さんご存知ではないので、これをもっと世の中に広く知っていただいて、我々のサービスを使っていただくというところに一番力を使っているというところです。」
株式会社クラウドケアの小嶋潤一さんにお話を伺いました。ありがとうございました。