10年以上前に映画で共演したという二人、お互い、「全然変わらないですね〜」という会話からインタビューがスタートしました。
加藤さんが「テニスの王子様」の舞台に出演した当時は、まだ「2.5次元」という言葉は広く知られていなかった時期。
現在では大人気の2.5次元ミュージカルですが、加藤さんは、まさにその立役者のお一人。
当時はただ「この役は自分が演じるべき!」という使命感からオーディションを受け、最終オーディションでは一番最初に演技を披露し、「これはもう自分が絶対に獲る」と強い確信があったと語ります。
2.5次元作品でのこだわり
2.5次元舞台で最も難しいのは、二次元のキャラクターをどのように三次元で再現するか。加藤さんは、とにかく原作に忠実であることが最も重要だと考えているそうで、ポージングからラケットを振る仕草、さらには指の形や表情に至るまで、細部にこだわることで、観客に「本当にキャラクターが現実に出てきたかのような」感覚を与えることを目指していたそう。
特に、漫画では描かれていない歌やダンスのシーンが難しいそうで、加藤さんは、自分自身の癖を抑えながらキャラクターを演じていたのだとか。
アーティストとしての活動との両立
俳優としてだけでなくアーティストとしても活躍している加藤さんですが、ミュージカルではポップスとは違った歌い方を要求されることもあり、歌手としてのスキルと役者としての感情表現を融合させる難しさがあるのだとか。演出家から指導された「空気を体中で回す」ように歌うという技法が、今ではしっかりと身につけてい流ようです
再演の喜びと挑戦
そんな加藤さんが再演に挑むのが、舞台「裸足で散歩」。二年ぶりの再演で、「前回を超えなければならない」というプレッシャーも感じているそうです。
舞台「裸足で散歩」
東京公演は、10月から始まり、11月には博品館劇場での13公演が予定されています。
コメディ要素も含んだ会話劇、ぜひ、劇場に足を運んで、加藤さんの演技、楽しんでみてください!