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Article -Sparkle Life-

17 Feb.2024

Vol.253 九段理江さん



柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、今回は、作家の九段理江さんをお迎えしました。



第170回芥川龍之介賞を受賞された九段理江さん。
1990年埼玉県生まれ。「悪い音楽」で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。芥川賞には第166回にもノミネートされていますが、他にも三島由紀夫賞の候補にも選出され、第45回野間文芸新人賞も受賞されています。
そんな文学界のホープでもある九段さんですが、気さくな話ぶりが印象的でした。
受賞から取材続きの日々で、今朝も早起きしたという九段さん。元々は、早起きが苦手で、小学校の時から3時間目か4時間目ぐらいから登校するタイプだったそう。
小説を本格的に書いて新人賞に投稿するようになったのは25歳ぐらいからということですが、子供の頃からものを書くことが日常で、国語の教科書で読んだ物語の続きを書いたりしていたことが創作の出発点なのだとか。高校までその創作活動は続いていたそうで、毎回、担任の先生が長い感想を返してくれていたというのも素晴らしいこと。言葉を紡ぐことを日々行ってきた九段さんですが、小説家になってからは、さらに言葉選びを慎重にするようになったと言います。

今回、芥川賞を受賞した「東京同情塔」は、AIを活用した点などが話題となっていますが、本仮屋さんは、この本の持つ言葉の力に注目。心が動いた瞬間を克明に感じ取り、言語化しているこの物語にすごく共感し、感動したようです。

ちなみに、今回は、九段さんのリクエストでBlanky Jet Cityの曲をオンエア。
曲をかけている間中、ずっとエアードラムをしながら歌詞を口ずさむ九段さんの姿は、推し活中の少女のようで、とってもキュートでした。

九段さんの本「東京都同情塔」は新潮社から発売中です!
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