漫画「テルマエロマエ」の「平たい顔族」という表現に衝撃を受けたという本仮屋さん。今回もヤマザキさんの最新刊「貧乏ピッツァ」では、さまざまな表現に衝撃を受けたのだとか。

本仮屋さんがイタリアのイメージが全く変わったというヤマザキさんの新刊ですが、あまりにリアルなイタリアの生活や料理を記したエッセイは、これまでなかなか伝えられてこなかった日常のイタリアの姿。日本で親しまれているものとイタリアで普段食べられているものの意識がどれほど違うかなども描かれています。

１７歳でイタリアにわたり、画家の卵として貧乏生活を過ごしたヤマザキさん。もともとビオラ奏者として忙しかった母親の元で育ったことから、自立心は旺盛で、どんなものでも美味しいと思えるように育ったと言います。そして、日本から飛び出した後も、貧しいながらも美味しい食事を
工夫して作ってきたのだとか。そんな経験から、地方局のテレビ局でイタリア料理を紹介する番組を担当したことも。
まさに波瀾万丈という言葉がぴったりなヤマザキさん、温泉レポーターを経験したことが「テルマエロマエ」に繋がったり、イタリアでの生活がエッセイの執筆に繋がったりと、全てのことが今に繋がっていると言います。

壮絶な日々も今は過ぎ去ったこととして、全部笑い話としてギャグマンガに落とすことで、
思い出にしているというのも、ヤマザキさんらしいお話でした。

ヤマザキさんの最新作「貧乏ピッツァ」は新潮社から発売中です。