柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、今回は、落語家の林家たい平さんをお迎えしました。。
武蔵野美術大学卒業という異色の経歴を持つたい平さんですが、美大に行かなかったら落語はやっていなかった、と言います。
大学に進学し、自分のデザインでどうやったら人が幸せになるかと考えていたというたい平さんですが、落語研究会には所属していたものの、日々課題の提出に追われていたという大学時代。ラジオで落語を聞いたことから、その魅力に取り憑かれたんだとか。
形作るだけがデザインではなく、心の中を塗り替えるデザイナーがいてもいいんじゃないかと落語家の道へ。ご自身では、いまだに落語家という職業を「デザイナー」だと思っているのだとか。
落語の稽古は、一語一句覚えるだけでなく、色々な人と話をしたり、自分を磨くことが大切と考えているたい平さん。
小さん師匠の「芸は人なり」という言葉を常に思っているそうです。
そんなたい平さんの息子さんも落語の世界へ。
表現者や映像関係、もしくはパティシェになるのではと思っていたそうですが、父親の姿を見て、「いい仕事だな」と思ったのだとか。
ですが、稽古をつけたくても、息子を相手にすると恥ずかしくなって上手く稽古がつけられないそうで、今は、稽古ではなく、アドバイスする立場に。
家では、もっと親子として落語の話をしたいと思っているそうです。
そんなたい平さんの独演会「27年目の芝浜」』
日時:12月14日(木) 19時開演
会場:有楽町朝日ホール
ぜひ足を運んでみてください!
ALL VIEW