１８歳の時に坂本龍馬に魅了されたという武田さん。なにか運命的なものを感じ、高知の桂浜まで行き、銅像の前で、夜中に正座して「弟子にしてください」と泣いた思い出があるそう。その後も音楽活動をされる時には、「海援隊」というグループのメンバーとなり、「あなたの名前をきっと日本中の若者が知るような、そんなグループにしますから私に力を貸してください」とお祈りしたこともあるほど。その後も坂本龍馬の映画へのオファーや大河ドラマにも参加と何かと縁があり、武田さんにとっては守護神のような存在となっているのだとか。

そして、坂本龍馬と共に、武田さんを支えたもう一人の人物がお母様。
映画「黄色いハンカチ」で助演男優賞を受賞された際に受けたインタビューでは、「息子さんはどうして最優秀助演男優賞取れたんだと思いますか？特殊な教育をされてたんですか？」という質問に、「あの子は七つ八つの頃から家の銭をちょろまかして映画を見に行ってました。今考えるとあれは勉強してたんでしょ。子供には時々未来が見えることがあって でもその未来が何か言えない時があるから、人に迷惑をかけない限り、親はあまり良い悪いをはっきりきめないほうがいいですよ」と答えたそう。そんな素敵なお母様との思い出も話してくださいました。

そんな武田鉄矢さんの「一生物」は？
18歳の時に読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の本。
18の時から一度も手放さなかったというこの本、今でも読み返すそうで、中には、当時挟んだツユクサや花が挟んであったり。今でも初めて読んだ時の記憶が蘇るそうで、ページをめくれば、青春時代にタイムスリップできる瞬間なのだそうです。

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