柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に
素敵なお客様をお迎えするこの番組、
今週は、シンガーソングライターの阿部真央さんをお迎えしました。
現在は、長い黒髪のイメージの阿部真央さんですが、現在は、金髪のボブスタイル。すでにショートにして1年ということですが、髪を切った理由を伺ったところ、いきなり、「失恋!」との答え。もともと、実体験を曲に投影することで知られる阿部さんですが、今回は本当に失恋もあったものの、それ以上に自分を変えたいという気持ちから髪を切ったんだとか。
そんなオープンな阿部さんとは、会うのは2回目という本仮屋さんでしたが、そうとは思えない程の意気投合ぶりでした。
実体験を描くということ・・・
嘘をついて話すと色々嘘を重ねることになり、やがてつじつまが合わなくなって会話が楽しくなくなるのが嫌という阿部真央さん。だからこそ、自分が楽でいるためには、極力素直であるようにしているそうで、それが会話や歌詞に表れているだけなんだとか。本仮屋さんは、阿部真央さんの熱い部分に魅了され、話を聞きたいと思ったことから今回の対談が実現しました。
実際にご自身でも「熱い」と感じられているそうですが、20代の頃には、情熱をどういうふうにアウトプットしたらいいのか迷った時期もあったそうで、「熱いだけでなく、繊細でもあり、最後は強い」と自分を分析されていました。
そんな阿部真央さんが歌手になるきっかけは、おじいちゃんが演歌が好きで教えてくれたことなんだとか。そんな影響からか「情念」という言葉がしっくりきます。
ご自身でも「情念」という言葉が好きで、同じような表現に、「激しい人」、「情緒が安定しない人」、「強い」と言った表現があるなか、「情念」という言葉はしっくりきているそう。ちなみに、そんなどろっとした感情を面白がっている自分もいるそうで、パートナーと喧嘩すると心の中は血みどろなのに、「これで一曲書けるよ」と俯瞰で見ている自分がいるのだとか。
曲を書くのはどん底からちょっと上がった時
曲作りは、バイオリズムで落ち込んだところから、少し上がった時に書くようにしているという阿部真央さん。そのほうが冷静に書けるそうですが、一番辛い時に一行だけ書き、それを肉付けしていく感じなのだとか。そんな部分は本仮屋さんも似ていると分析されていました。
現在、一児の母でもある阿部真央さん。人生のステージが変わったことで時間の使い方、曲を書く時間が限られていたりという制限はあるものの、曲に取り組む姿勢はあまり変わっていないと言います。
「人は毎日変わる。変化はその中の一つでしかない」と語る阿部真央さんに本仮屋さんも
かなり刺激を受けたようです。
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