柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様
をお迎えするこの番組、今週は、先週に引き続き、三菱地所レジデンスが手がける「ザ・パー
クハウス 板橋大山大楠ノ杜」のモデルルームに、狂言師 和泉流二十世宗家 和泉元彌さん
をお迎えしました。
「板橋大山の好きなところは、23区なのに、いい意味で田舎のような人の心の交流があるとこ
ろ。都心だと触れないことが思いやり、ということもある中、横をみたら声をかけていいという
その雰囲気が素晴らしい街。」と語る元彌さん。駅から続く大山ハッピーロードについても絶
賛で、地方公演などで様々な土地を訪れている元彌さんですが、これだけ充実して活気があ
る商店街はなかなかない、と感じているそう。そんなハッピーロードが終わったところにあるこ
のマンション、「何が建つのかなぁ・・・」と考えていたそうですが、今回の収録場所を聞いてび
っくりだったのだとか。
そんな元彌さん、とにかくおうちが好きで、家の中では特にビーズクッションの上などがベスト
ポジションとお話しされていました。
ビーズクッションがテレビの前にあって、そこから、奥様がキッチンにいる姿、そして、お子さん
が勉強している様子を見るのは、幸せな時間の決定版!一人になりたいことがないという元
彌さんはとにかく奥様が大好きで、「溺愛してます」ときっぱり言うほどの愛妻家。携帯で連絡
する際にもポエムのような愛のメッセージを書いていらっしゃるようですが、メッセージが長す
ぎて、読んでもらえないということもしばしば。なので最近少し自粛している、と言うのもご家族
への愛情がたっぷり感じられる瞬間でした。
とにかく家族の仲が良い和泉宗家。稽古は対面で、向かい合う時間が長いので、仲が良くて
本当によかったとしみじみとお話しされていました。
モノマネをされているチョコプラの長田さんについては、「素敵だなぁ」と思ってみているそうで
すが、柿の食べ方などが和泉流ではないそうで、公認してしまうと、その部分を直していただ
かなければならないため、あえて、正式に非公認にしているのだとか。
そんな和泉元彌さんにとっての一生ものは・・・【扇】
扇は狂言師にとって武士の刀のようなもので、常にお稽古など一緒にあるもの。稽古扇は戦
友のようなものとお話しされていました。
拍子をとったりしていくうちに壊れていくものなので代替わりはしていくものの、扇は常に自分
と共にあるものなんだとか。
現在はYouTubeチャンネルなども展開されている和泉元彌さん、コロナ禍で辛抱の時代を乗
り越え、これからは更に笑顔があふれる舞台にしたいとお話しされていました。
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