柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、今週は、先週に引き続き、リモートで沖縄・石垣島のBEGINの比嘉栄昇さん、島袋優さん、上地等さんと繋がってお話しました。
さんぴん茶を飲みながらのトーク。「色んなメーカーがあるけど、実は薄さが違うんですよ〜」という比嘉さん。「濃さ」ではなく「薄さ」というところに、思わず笑ってしまいましたが、リモートトーク中もとにかく仲の良い3人。その仲のよさの理由は、3人で大都会の東京に行って、パソコンも携帯もない時代にいろんなものを共有したというかけがえのない経験が大きいよう。「今でも同級生のおじさんが一緒に話している感じ」ということですが、バンドよりも同級生であることが先というスタンスもお話をしていると伝わってくる感じがしました。
プライベートは別々という芸人さんもいる中、「スイッチを切り替えたくない」という比嘉さん。ライブは靴を履き替えないでいく感覚なんだとか。
「衣装用の靴を履いてスイッチが切り替わるのが嫌。そういうお客さんじゃないし、仲間・友達が待っているところに出ていく感じ。同窓会をみんなで開きます。自分たちは舞台担当、出し物係っていう感じ。文化祭の延長をずっとやっている感じなんですよ。」
そして、ライブだけでなく、曲作りに関しても、自分の部屋で歌が生まれた瞬間はなんの影響力もなく、それを2人に聴かせて、アレンジが入ったりして、どんどん成長していき、レコーディングした時で3割、4割、小学生ぐらい。それを大きくしてくれているのは聴いてくれた人の生活であり、聴いてくれる人たちは一緒に歌を作っている仲間なんだとか。
【そんなBEGINの一生モノとは??】
上地さん・・・包丁。牛刀とペティナイフ。研ぎ続け、もはや形が小さくなっているというほど使い続けている一品。料理人に付き添ってもらって築地で買ったもので、本当に料理がお好きなことが伝わってきました。
比嘉さん・・・ドライバー。最近は電動などもある中、ふと使うのは手回しのもの。使いやすいものもあるはずなのに、いつも絶対いなくならない、使いにくいものが残っているんだとか。
島袋さん・・・ギター。お世話になっている矢入ギターで楽器を作る過程を目にすることで、こんなにも大変なんだということが感じられたことでより愛おしくなって、「宝物」といえば、間違いなくギターなんだとか。
3人の一番大切にしているライフワークはライブということで、いつまでも3人で元気で長く続けたいというBEGINの皆さん。終始、楽しい、ゆったり、和んだ雰囲気で沖縄の風を感じられるトークとなりました。
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