小学生からプラネタリウム制作に取り組み、大学生の時に個人製作は不可能とされていたレ
ンズ投影式プラネタリウムを開発。1998年には、メガスターを開発された大平さん。その歩み
を振り返ると、「好きでずーっとやってたらこうなっちゃった。」という一言。小学生の時に書い
た設計図を見ても驚きの一言ですが、子供の時の探究心は侮れない、と大平さんは言いま
す。とにかく好きなことをやり続けた結果、今に繋がっているようですが、「プラネタリウムクリ
エーター」という肩書きもご自身でつけたものではなく、テレビ番組に出演の際にディレクター
さんがつけてくれたものなんだとか。今やプラネタリウムにこだわらず、色々な場所に投影し
たいという気持ちが強くなっていることから、もやは「プラネタリウム」という肩書きがいらない
かも、と思っているんだそうです。
「今後、宇宙を知ることが大切になる。」
これまでは地球のことばかり考えてきた私達ですが、今後は持続可能かが問われる時代。「
地球上だけで解決するのではなく、宇宙から見たらどう見えるか、を考える時代になるのでは
?そのためにも宇宙を知ることが大切になる」と大平さんは語ります。
宇宙にはこんなにも星があって、生命があるかもしれない、という現実をより身近に知っても
らうためにもプラネタリウムは貴重なツールであり、もっと建設的に話し合うためにもプラネタ
リウムが貢献できるのではと考えているそうです。
初のリビング内電気消灯!
今回は8月に発売となる家庭用プラネタリウム投影機「ホームスター」をお持ちいただいて、リ
ビング内で投影してみるという試みに挑戦。部屋の電気を消して、目を開けると・・・そこには
9000個の星が瞬く夜空が広がっていました。すでに発売から170万台以上を売り上げてい
るというホームスターですが、最新版は星が瞬くようになったり、川のせせらぎなど、音も出る
ようになったりと新機能が搭載されているそうです。
「星には独特の魔力がある」という大平さん。
星空は心をフラットにさせる力があると日々感じているそうで、ホームスターは、部屋の中で
星を見るという非日常の体験が出来るツール。
自分と真反対、一番遠くにある、星。そんな対極のものに意識をもっていくことで自分自身か
ら一回意識を話す行為ができるんだとか。
ちなみに、「理系の男子諸君、ホームスターで女子にモテるよう頑張れ!」とジョーク半分でホ
ームスターの魅力をアピールしてくださった大平さんですが、実際に、寝る前のエンターテイメ
ントとしても最高のツールですよね。
★最新の
「ホームスター」は、セガトイズから8月上旬発売予定となっています。