「お昼の顔」として長年、皆に親しまれてきた小堺さん。その柔らかな物腰、笑顔、そして話しやすい雰囲気にスタッフ一同完全にノックアウト状態。小堺さんがスタジオ入りした瞬間から皆が笑顔になるというマジックを見た瞬間でした。
そんな小堺さんですが、今回は「いただきます」のスタート当時、とっても苦労されたお話に。
28歳でお昼の顔に大抜擢されたという小堺さんですが、最初は、ドッキリだと思ったそう。それが31年半続くことになったそうですが、最初は苦労の連続だったようです。
もともと、諦めがつくように、やれるところまでやってみようという気分で「3年だけやらせてください」と親に頼みこみ、芸能界入りされた小堺さん。「石の上にも3年」という言葉通り、3年目に事務所に入れたり、様々な縁や巡り合わせでやれてきた、とお話されていましたが、そんな中でも萩本欽一さんの名前が出ると思わず「うっ」と身構える小堺さん。当時は理解できなかった稽古や萩本さんの言葉も今になってみれば、的確なアドバイスばかりだったようで、今回の収録でも次々と萩本さんに教わったことが飛び出していました。
「本当に困った時に出せるものを作っておくのが稽古」
「何にでも反応しろ」
「お客さんが思っていることを言えばいい」
そんな萩本さんの教えが後々、全て繋がって行ったという小堺さん。
「いただきます」のスタート当初は、批評欄に『消えて「いただきます」』と書かれたり、
横澤プロデューサーからは、「いつになったら面白くなっていくんですか?」と言われたりしたこともあったそうですが、そんな時、堺正章さんからの「なんであいつ一人で喋ってんの?」という言葉にハッとさせられたんだとか。
そこから落ち込まず、開き直り、努力してる「つもり」をやめ、聞くことに全集中したことから転期が訪れ、番組は大人気に。すると、当時は理不尽に聞こえた萩本さんの教えが全て理解できたんだそうです。
どんな時でも謙虚な姿勢の小堺さん。「ダメな時は「頑張った」と言ってはいけない」そんな言葉にも努力を重ねてこられた日々が感じられました。
聞いているだけで、笑いが絶えず、そして、なんだか暖かい、優しい気分になれる小堺さんのトーク、ぜひライブでも楽しんでみてください!
小堺一機とおしゃべりLIVE
7/10(土) 14:00/17:00開演 三軒茶屋Grape Fruit Moonにて
来場チケットのほか、配信チケットも発売中です!